在宅医療勉強会 第4回( 桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第4回 (桜井地区医師会)を平成27年6月24日(土曜日)15時から18時桜井地区医師会事務局にて開催しました。

6人の応募がありました。

・勉強会メモ吸痰機は3万円くらいで購入できるので、長期に及ぶ場合は購入したほうが安くつく場合がある
・BNPを毎月測定する場合は心不全の基礎になる心疾患病名を明記すること。
・東芝からプローブをパソコンに繋ぐだけでみれるエコーが出ているとのこと。
・腎不全患者にエリスロポイエチン製剤を使用するときはHgの目標が10で12以上にならないよう注意する。高くなると生命予後が悪くなる。
・球形吸着炭素細粒クレメジンよりはキューカルの方が飲みやすい。
サービス担当者会議に開催出席時は、在宅患者緊急時カンファレンス加算 月2回限り 200点を算定できる。
・疼痛管理に抗てんかん薬のガバペン有効なことがある。
・骨粗鬆症の年間YAM値の改善率は、SERMで3% プラリア8% フォルテオ12%。
・褥瘡患者の在宅医療を皮膚科医と内科医が行っている場合は、原則として訪問看護指示はどちらかしか請求できない。また、在宅処置管理料を皮膚科医が請求し、在総管を内科医(施設基準の申請ができている場合)が請求する。
・踵などの褥瘡の処置には母乳パッドのメロリンガードなどが100枚入りで300円と安価。
踵や仙骨部の褥瘡には円座は、血流低下を招くので使用しない。
・要介護1以下で褥瘡の発生リスクが高い方には、主治医意見書にその旨を記載すると予防改善のための福祉用具が導入しやすい。
・ヘルパーさんはガーゼ交換はできないが、褥瘡の発生リスクの高い旨を伝え、体位変換をお願いすることでかなりの予防になる。
・褥瘡予防にクッション、ムートン、褥瘡用のエアマット、自動体位変換付エアマットの他に最近は、体圧にフィットするジェルトロンのウオーターベットがある。
・βアミロイドを介するタウ蛋白の沈着する認知症がアルツハイマー病で、βアミロイドを介さないタウ蛋白の沈着による認知症が高齢者タウオパチーと呼ばれ認知症の1割を占める。
・SNRIの中でトレドミンは緩くサインバルタは三環系に近い強さを持つ。
・副作用の悪性症候群、セロトニン症候群については事前説明が得策。起こった場合は、内科に入院紹介する。高齢者では、サイレース1mg1回の処方で起こった例もある。
・認知症に対し国立循環器センターがプレタールの有効性の治験を開始。
・大さじ2杯で認知症に効果があると報告されているココナッツオイルは3人に一人くらいしか効果がない

 

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