エンドオブライフケア協会設立1周年シンポジウム

4月23日 日比谷コンベンションホールにて

エンドオブライフケア協会設立1周年シンポジウム

が開催されました。

エンドオブライフケア最前線の現状と課題

‐介護現場と非がんの問題を中心に‐

というテーマで、小澤先生や長尾先生の講演や実践報告などがありました。

国内の論文などでも以下のような問題提起がなされておりますが、2/3を占める非がんの看取りに対する問題などの議論が白熱しました。

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(JIM:2008.高齢者の看取りのサイエンスとアートより引用)

SUPPORT(The study to understand prognoses and preference for outcomes and risks of treatment, 1995年)やRSCD (Regional study of care for the dying, 1990年)などの研究によって,多くの非がん疾患患者が苦痛のなかに放置されていることが明らかになった.欧米では,英国や米国を中心に非がん疾患の緩和ケアの必要性が報告され,WHOも高齢者にも適切な緩和ケアが提供されるべきであると提言している.一方,わが国では緩和ケア・ホスピスケアは常に末期がんをモデルに議論され,わが国の死因の2/3を占める非がん疾患のホスピス・緩和ケアについてはほとんど議論されてこなかった.

エンドオブライフケア協会一周年シンポジウム

「エンドオブライフケア協会設立1周年シンポジウム」への1件のフィードバック

  1. エンドポイントの見えない看取りは、がん専門に看取りを行っている在宅療養支援診療所では断るところもあります。がんだから急変にも納得できる、がんでなかったら、入院しておれば・・・
    今後非がん患者様の看取りがますます問題になりそうですね

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