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BYODの遠隔ロックと遠隔初期化について

平成28年12月には介護情報の、本年5月には医療情報のガイドラインが作成され、5月30日より「改正個人情報保護法」が全面施行になり、より安全な個人情報の取り扱いが求められるようになりました

とくに、BYOD(bring your own device 従業員が個人保有の携帯用機器を職場に持ち込み、それを業務に使用することを示す)端末の紛失による個人情報漏れ対策(遠隔初期化・遠隔ロック)が必要になってきております。

遠隔初期化や遠隔ロックができるようにするためには、各種機器の事前設定が必要です。

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iphone7を例にその方法(事前設定から端末の復元まで)を紹介します。

 

1)遠隔操作とバックアップの設定(事前設定)

・遠隔操作ができるための設定

  ❶設定(一般的には立ち上げた画面にあるアイコンです。これをタップ)

  ❷名前(スクロールして一番上)

  ❸icloud(タップ)

   ❹iphoneを探す(タップ)

  ❺on(右へスライド)

  ❻位置情報を送信

 

・遠隔初期化した後、復元するためのback upをとるための設定

  ❶設定

  ❷名前

  ❸icloud

❹icloud バックアップ(5GB以上は有料、50Gで月々150円

:PCへのバックアップは無料)

  ❺on

  ❻バックアップ先icloud にするかiTuneをインストールしたPCにするかで方法が異なります

 

iPhone、iPad、iPod touch をバックアップする方法

   https://support.apple.com/ja-jp/HT203977 日本語

 

2)紛失・盗難時の対応

 

iPhone、iPad、iPod touch を紛失したり盗まれたりした場合

https://support.apple.com/ja-jp/HT201472日本語

3)バックアップからの復元

iPhone、iPad、iPod touch をバックアップから復元する

https://support.apple.com/ja-jp/HT204184 日本語

 

・1)については必ず設定お願いいたします

・遠隔初期化や遠隔ロックは、電池が切れる前に行う必要があります。

・遠隔初期化・遠隔ロックは、機種やOSによって異なります。各携帯電話会社でご確認しておいてください。

 なお、apple care 0120-277-533(9:00-21:00)にてiphone,ipad 

の丁寧な説明を無料で問い合わせることができます

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・androidの場合も同じような流れ(事前設定、紛失後操作)になります

 参考サイト  https://japan.norton.com/smartphone-remotecontrol-2786

http://news.livedoor.com/article/detail/8742227/

        http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1102/09/news071.html

在宅医療勉強会 第18回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第18回 (桜井地区医師会)を平成29年7月15日(土曜日)15時から17時 訪問看護ステーションさくらにて開催しました。6人の参加(内看護師1名行政職員1名)がありました。

勉強会メモ・・・・・・・・

在宅医療テキストP142-最期まで

4章5精神疾患の在宅管理

アルコール依存やうつ・統合失調症の中には多職種が関与困難例あり。専門的なスキルをもった事業所をSNSで検索しても満足いかない情報しか得られないこともある(EX4,21,14,5)

5章 在宅緩和ケア
麻薬の使用方法についてよくまとめられています。

行政参加者より提供資料
在宅医療・介護連携の推進に際しての地域の看取り状況について
桜井市の在宅看取り率は30.3%で、奈良市(23.4%)橿原市(24.5%)に比べて高い。御杖村は39.4%と奈良県一看取り率が高い。田舎に行けば高いのかというとそうでもない。吉野町は20.1%と低い。病院の病床数と関係するような感じです。今後1年間で奈良県の病床数が約1000削減されます。ひょとしたら、大きく在宅看取り率に変化があるかもしれません。

 

在宅医療勉強会 第17回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第17回 (桜井地区医師会)を平成29年6月3日(土曜日)14時から16時 訪問看護ステーションさくらにて開催しました。6人の参加(内看護師1名行政職員1名)がありました。

勉強会メモ・・・・・・・・

在宅医療テキストP134-P141

5心不全の在宅管理

6脳血管障害の在宅管理

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5心不全の在宅管理

・がん患者と違って心不全の患者さんは、急変による入退院を繰り返すので主治医が見つかりにくい。入院先も循環器専門施設というハードルがあるが、これについては、T/Y病院が適切か

・呼吸困難については少量のモルヒネを使用

・昨年より高齢者の大動脈弁狭窄症に奈良県内でもカテーテル治療TAVIが、奈良県内でもできるようになった

・心不全の治療には 高額であるが腎機能注意して 添付文書の適応に注意サムスカして内服も

6脳血管障害の在宅管理

・麻痺による痙縮や嚥下障害の口腔ケアについて地域内の対応についても情報交換した

・痙縮に対するボツリヌス治療について

(ボツリヌス毒素(ボトックス)局所注射)
筋弛緩作用を示し、筋の攣縮および緊張を改善します。
通常、施注後数日から10日後位で効き目が現われ、2~4ヶ月持続します。
眼瞼痙攣
両側のまぶたの筋に筋けいれんが反復する疾患。眼瞼の不快感、羞明、瞬きが多いなどの症状がみられ、頻繁な痙攣が進行すると目を開けることが不可能となる。
片側顔面痙攣
片側の顔面筋(表情筋、特にまぶたの筋や口角の筋など)が不随意に収縮する疾患
痙性斜頸
頭頸部の筋肉の緊張の異常により、頭が傾いてしまう疾患。頭部の回旋、側屈、前後屈、肩挙上、などが種々の組み合わせで出現する。
上肢痙縮・下肢痙縮

(ボトックス治療の誤解を防ぐ説明 痙縮と拘縮の違い)https://www.gohongi-beauty.jp/blog/?p=2711

(ボトックス治療問い合わせ)

桜井市内 中和脳外NDr S医院

済生会奈良病院神経内科 天理よろづ相談所病院神経内科など

・誤嚥対策と在宅歯科・口腔ケア

 

奈良県在宅歯科申し込みサイト

http://www.nashikai.or.jp/hm/itumo_c.html

チェーンストーク呼吸

死亡されたことが届出が出る前に銀行口座が止まることあり

どのような連絡網があるのか?

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/チェーンストークス呼吸

 

片麻痺の人に有効な横向き嚥下について

胃瘻を選択しない方が今後増加しそうです。一方、在宅死の9割が誤嚥性肺炎であることも大きな問題です。
一般的に、口腔ケアを行うことによって、肺炎を40%減らすことができるといわれていますが、片麻痺の人に有効な横向き嚥下の参考サイトがあったので紹介します

1)横向き嚥下 日本訪問歯科協会

https://youtu.be/80MTicCLjpQ

http://www.houmonshika.org/oralcarechannel/p306/

2)片マヒの人にお勧めの横向き嚥下 口腔ケアチャンネル 117
https://youtu.be/80MTicCLjpQ

3)マヒのある人にオススメの横向き嚥下、どちらに傾ける? 口腔ケアチャンネル 306
https://www.youtube.com/watch?v=76NLoMXFjhU

4)うなずき嚥下の方法 (嚥下力の低下した方)口腔ケアチャンネル 119
https://youtu.be/Wux0jM33xzQ

 

 

その他、横向き嚥下参考サイト

www.takeoka.or.jp/takeuma/55/06_07.pdf

www.houmonshika.org/oralcarechannel/p117/text/

www.okuchidetaberu.com/colum/no27.html

在宅医療勉強会 第16回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第16回 (桜井地区医師会)を平成29年3月12日(土曜日)15時から17時 桜井市保健福祉センター陽だまり会議室にて開催しました。 7人の参加(内看護師2名)がありました。

在宅医療テキスト 各疾患進行期の医学的管理 1慢性呼吸不全2ALS3パーキンソン病4腎不全について読み合わせをしました

勉強会メモ
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1慢性呼吸不全
BMI20未満栄養障害は予後不良因子
BCAA製剤一日16g補充をするのがいいとされているも
保険請求の問題がある
プルモケア(アボット社)栄養補助食品で補充の場合は自費

2ALS
呼吸抑制の起こしにくい睡眠薬はベムソムラ、ロゼレム、ゾルピデムがガイドラインに推奨
3パーキンソン病
パーキンソンやレビー小体にはDATスキャンが有効。中和病院で検査依頼OK(吉村先生より)
YahrⅢ以上は指定医から障害認定を申請していただいて医療費の負担をとること
4腎不全
透析見合わせの意思決定プロセスのアルゴリズムがテキストにけいさいされているが、これは複数回行うとのこと

1234についてリハビリのニーズが今後多くなるのに対し、
特にOT,STさんのニーズは特に高まってくるとの意見があった。

参照

PTphysical therapyとは、・・・・・・・・・
理学療法士さんのことで何らかの疾病や傷害(スポーツを含む)などに起因する後遺症を持つ方に対し、徒手療法および物理療法(温熱、水、光線、電気治療)を用いて、諸機能の改善を図るものです。また能力障害が残ったとき、基本的動作や日常生活活動を改善するための指導、そして社会生活を送る上で不利な要素を少なくするための福祉用具の選定や住宅改修・環境調整、在宅ケアなども行います。

OToccupational therapyとは、・・・・・・・・・
作業療法士さんのことで身体または精神に障害のある者、またはそれが予測される者に対し、その主体的な活動の獲得を図るため、諸機能の回復、維持及び開発を促す作業活動を用いて治療・指導・援助を行うことです。また、それを通して運動・精神機能、日常生活動作能力、社会生活適応能力などの維持・改善を目指します。

STspeech therapyとは、・・・・・・・・・・・・・
言語聴覚士さんのことで、ことばによるコミュニケーションに問題がある方に、必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行い、自分らしい生活を構築できるよう支援していくものです。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。

在宅医療勉強会 第15回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第15回 (桜井地区医師会)を平成29年1月14日(土曜日)15時から17時 桜井市保健福祉センター陽だまり会議室にて開催しました。 8人の参加(内看護師3名)がありました。

在宅医療テキスト 第3章在宅における治療技術 4経管栄養 5輸液管理 6膀胱・腎カテーテル管理 7持続皮下注入法 8補完代替え医療(CAM)について読み合わせをしました

勉強会メモ
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4経管栄養
・PEG交換 バンパー型6ヶ月 バルーン型2か月
・バルーン型では週1回バルーン内の水確認(自然にぬける)
・経鼻では、こしのしっかりしたシリコン製・ポリウレタン製が直進性にすぐれる。柔らかいとドクロをまいたり、挿入に数回かかって挿入後肺炎の原因になることもある
・ラコールNF配合用液半固形剤をシリンジや加圧パックを使用すると注入時間の短縮化に有用

5輸液管理
・栄養状態はアルブミンで
・感染予防目的にインラインフィルターは効果がないという意見もある
・ラインが確保困難な症例に対して皮下輸液がある
注入速度は時間60ml以下が安全
・刺入時に皮下膨隆をつくると注入速度が一定する

6膀胱・腎カテーテル管理
・膀胱洗浄が細菌感染を減少させるというエビデンスはない
・長期留置により膀胱結石ができた時には内視鏡治療へ

7持続皮下注入法
・ディスポ・シリンジ・輸液ポンプタイプがある
・PCA機能のついているものもあるがディスポタイプのPCA機能付きはお勧めできない
・セレネースは嘔気によく効く
・がん患者の腸閉塞にサンドスタチンが著効する例あり
・ルート交換は1週間で

8補完代替え医療(CAM)
・半夏厚朴湯や六君子湯は誤嚥性肺炎に有効

在宅医療勉強会 第14回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第14回 (桜井地区医師会)を平成28年11月12日(土曜日)15時から17時 桜井市訪問看護ステーションさくら会議室にて開催しました。 7人の参加(内看護師2名)がありました。

在宅医療テキスト 第2章在宅医療の臨床課題  Ⅱ在宅時の急性期の課題 2脱水と電解質 3転倒と骨折 4せん妄 第3章在宅における治療技術 1抗菌薬の使い方 2.基節管理 3在宅人工呼吸療法 4経管栄養(途中まで)について読み合わせをしました

・独居老人の摂食不良による脱水対策として、ヘルパーさんの定期巡回にあわせ、ケアマネージャーさんによる指示で、月1回の訪問看護によるアセスメントをしていただくサービスを組み込むのが有効との意見がありました。このサービスの連携は、田原本ではすでに行っているとのことですが、その他の地区ははどうでしょうか?
桜井市では芝の里さんと訪問看護ステーションさくらすでに稼働しているのでしょうか?
独居で医療機関に通院しヘルパーサービスをうけているが、訪問看護にかかっていない方が急変される例が今後ふえてくるように懸念します。訪問看護に月2回行っていただくほどのことは必要ないが、月一回医療の目でアセスメントしていただきたい方がいます。
・H2ブロッカーがせん妄の原因になることがある
・認知症に対してタッチケアが有効(アロマ研修会より)
・経管栄養
加圧ポンプを使うと短時間で注入でき介護負担につながります

胃瘻の注入にラコールNF半固形300mlと加圧パックを使用すると介護時間の短縮につながります。
平成27年11月現在半固形栄養剤で保険適応とされているのは今のところこれのみです。
また液体と異なり、胃の蠕動運動を誘発しますので逆流誤嚥の機能があります

❶ラコールNF配合経腸用半固形剤をニプロ加圧パックと専用アダプタでの注入
  https://youtu.be/2OujRh1vPg0
  
❷ラコールNF配合経腸用半固形剤を専用注入器で注
  https://youtu.be/g6D3xZhc9eM
・カフ圧計は2-3万円
http://www.justis.as-1.co.jp/jus-tis/web/DirectSearch.aspx?shcode=8-1233-01

カフ圧と気管チューブの管理

  • カフ圧管理はどうすればいいのですか?
  • カフ圧は20cmH2O以上30cmH2O以下で管理することが推奨されています。その理由は、30cmH2Oを超えるカフ圧は気管粘膜の血流を阻害するといわれ、一方、20cmH2O以下の低圧ではVAPのリスクが高くなるという報告があるからです。

図2. カフ圧計

カフ圧を調節する際にはカフ圧計を用います。なぜならカフに注入する空気の量は、気道の形状やカフの大きさにより異なってくるからです。またカフ圧は時間経過などにより低下することから、定期的に確認します。そのタイミングに明確な基準はありませんが、口腔ケア前後や気管内吸引、体位変換などのベッドサイドでのケアとあわせて実施されていることが多いです。


  • カフ上部吸引とは何ですか?
  • カフの上に貯留した分泌物を吸引することです。

図3. カフ上部分泌物

図3のようにカフ上部にたまった分泌物は、時間とともに気管壁とカフの隙間から下気道に少しずつ垂れ込んでしまうので、落ち込む前に吸引する必要があります。

口腔や鼻腔からの吸引は解剖学的に困難で、無理にすると迷走神経を刺激して徐脈や不整脈など循環系への影響が懸念され危険です。カフ上部吸引によるVAP予防効果については、研究によると非吸引群に対し、カフ上部吸引群のVAP発生率は有意に減少すると報告されています。

図4. カフ上部吸引

図5. 頻繁なカフ上部間欠吸引の効果

Kees Smulders et al:A Randomized Clinical Trial of Intermittent Subglottic Secretion Drainage in Patients
Receiving Mechanical Ventilation.CHEST 121:858-862,2002


  • カフ上部吸引はどのようにすればいいですか?
  • 分泌物の吸引には、気管チューブに付属した専用ポートからの吸引を推奨しています。方法についての明確なエビデンスはありませんが、文献によると、シリンジで行う方法と低圧吸引器を用いる方法があります。シリンジの場合、5~10mlのシリンジで頻繁にゆっくりと吸引します。
    低圧吸引器を使用する場合は、100-150mmHg以下の圧で10秒位吸引し、20秒休止するなど頻繁な間歇吸引が推奨されています。吸引圧については一般的に気管内吸引時の圧も150mmHg以下と言われており、それを超える過剰圧でのカフ上部吸引は粘膜損傷や肉芽形成の危険性があります。
    カフ上部吸引のタイミングは、口腔ケアや気管内吸引を行う際にカフ上部の分泌物を下気道に落とさないようにするため、カフ上部吸引を行ってから実施するのが望ましいです。

在宅医療勉強会 第13回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第13回 (桜井地区医師会)を平成28年9月24日(土曜日)15時から17時 桜井市訪問看護ステーションさくら会議室にて開催しました。 6人の参加(内看護師2名)がありました。

在宅医療テキスト 第2章在宅医療の臨床課題の9排便障害10褥瘡11肺炎について読み合わせをしました

勉強会メモ

(1)9排便障害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・オムツの支給について(介護保険外で各自治体の高齢者施策として行われている。)
高齢者紙おむつ等給付事業【桜井市の場合)
 在宅で、常時失禁状態のねたきり高齢者に対し、紙おむつ(紙おむつ、おむつカバー)を支給し、家庭の経済的な負担を軽減する制度です。<対象者>下記の3点すべてに該当する方が対象です。
1.市内に居住する「在宅」の高齢者(*入所・入院中は利用できません)
2.介護保険の認定が「要介護3以上」で、常時失禁状態にある人
3.市民税が「非課税の世帯」に属する高齢者を介護している家族
・オムツの種類 大きく分けてパッドとテープ止めがある。種類は多くあるが、入札業者が選ばれており、すべての種類が給付対象になるわけではない。
・便秘について センナ製剤は長年使用していると無効になることが多く、オリゴ糖やオリーブオイルなどを使用することも有効との報告がある。アミティーザはよく聞くも薬価が高い
・体圧分散寝具(マットレス)の申請について
介護保険の制度内利用であるが、基本要介護Ⅱ以上、(要介護Ⅱ以下であっても、主治医の褥瘡発生リスク高いとの内容の申請により適応となる詳細は以下の通り)

軽度者(要支援1.2、要介護1)に対する福祉用具の例外給付について

平成18年4月の介護保険法改正により、福祉用具貸与に対する給付規制がかかり介護ベッド(特殊寝台)や車椅子等の福祉用具について介護保険でレンタルする事が出来なくなっていました。

しかし、現行の規制では介護保険の適応外となった方々の中に、福祉用具のレンタルが必要であるにもかかわらず介護保険の給付が認められないという事例が数多く、介護保険改正からわずか1年という異例の速さで介護保険の見直しが図られました。

平成19年4月より、現行の例外給付に加え、新たに下記条件の軽度者に対し例外的に介護保険での福祉用具のレンタルを認められる事となりました。

車椅子については平成19年の改正に項目がなく、現行の例外給付が適応されます。
詳しくは軽度者(要支援1.2、要介護1)に対する福祉用具の例外給付について(車椅子編)をご覧ください。

例外給付の対象者
疾病その他の原因により、状態が変動しやすく、日によってまたは時間帯によって、頻繁に告示で定める福祉用具が必要な状態に該当する者
疾病その他の原因により、状態が急速に悪化し、短期間のうちに告示で定める福祉用具が必要な状態になることが確実に見込まれる者
疾病その他の原因により、身体への重大な危険性又は症状の重篤化の回避等医学的判断から告示で定める福祉用具が必要な状態に該当すると判断できる者

福祉用具が必要となる主な事例内容
事例類型 必要となる福祉用具 事例内容(概要)
Ⅰ 状態の変化 介護ベッド パーキンソン病で、内服加療中に急激な症状・症候の軽快・増悪を起こす現象(ON・OFF現象)が頻繁に起き、日によって、告示で定める福祉用具が必要な状態となる。
床ずれ防止用具
体位変換器
移動リフト
介護ベッド 重度の関節リウマチで、関節のこわばりが朝方に強くなり、時間帯によって、告示で定める福祉用具が必要な状態となる。
床ずれ防止用具
体位変換器
移動リフト
Ⅱ 急性増悪 介護ベッド 末期がんで、認定調査時は何とか自立していても、急激に状態が悪化し、短期間で告示で定める福祉用具が必要な状態となる。
床ずれ防止用具
体位変換器
移動リフト
Ⅲ 医師禁忌 介護ベッド 重度の喘息発作で、介護ベッドの利用により、一定の角度に上体を起こすことで、呼吸不全の危険性を回避する必要がある。介護ベッドの必要性を医師からも指示されている。
介護ベッド 重度の心疾患で、特殊寝台の利用により、急激な動きをとらないようにし、心不全発作の危険性を回避する必要がある。介護ベッドの必要性を医師からも指示されている。
介護ベッド 重度の逆流性食道炎(嚥下障害)で、介護ベッドの利用により、一定の角度に上体を起こすことで、誤嚥性肺炎の危険性を回避する必要がある。特殊寝台の必要性を医師からも指示されている。
床ずれ防止用具
体位変換器
脊髄損傷による下半身麻痺で、床位変換器ずれ発生リスクが高く、床ずれ防止用具の利用により、床ずれの危険性を回避する必要がある。床ずれ防止用具の必要性を医師からも指示されている。
移動リフト 人工股関節の術後で、移動用リフトにより、立ち座りの際の脱臼の危険性を回避する必要がある。移動用リフトの必要性を医師からも指示されている。

※ 介護ベッドとは介護保険法での特殊寝台の事を表しています。
※ 介護ベッドにはマットレス等の特殊寝台付属品を含みます。

例外給付の手続き

ア.「医師の意見(医学的所見)」に基づいて判断され、
イ.サービス担当者会議などを経た適切なケアマネジメントの結果を踏まえていることを
ウ.市町村が確認している
ものであれば、例外給付を認める

※ 例外給付の範囲が見直されたといっても軽度者における介護保険の適応が認められる福祉用具の規制が改正されたわけではありません。あくまでも例外的措置であり、例外給付の適応範囲は極めて狭く、給付に対する手続きも煩雑である事から区分変更(介護度を変更する手続き)を行なうほうがスムーズな場合もあります。

※ 介護保険を使っての福祉用具のレンタルは保険者(都道府県)が指定した福祉用具貸与事業者、または介護支援専門員(ケアマネジャー)にご相談ください。

(2)10褥瘡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・体圧分散寝具(マットレス)の選び方
介護ベットの選び方・体圧分散寝具(マットレス)の対象は基本要介護Ⅱ以上であるが、Ⅰであっても、褥瘡発生リスクの発生が高い場合は医師の申請書により適応となる。詳細はケアマネジャーまで
・介護保険の適応となるマットは低反発なものしかだめであるが、リオオリンピックで一躍有名になった高反発マットレス エアウィーブを支持する流派もある。(新しい褥瘡ケア  三好春樹著
・褥瘡の栄養状態改善にエンシュアやラコールが使用されているが微量元素が多く含まれているものにエネーボ ブイクレスαがある。これらを使用するときは、少し薬価が高いので、るい痩に加え亜鉛欠乏者などの病名を加えておく方が無難。
・褥瘡のポケット治療に病院などでよく行われるVAC療法(持続陰圧吸引法)がある。現在小型のものが出てきている。ただし診療報酬上在宅での使用は難しい。
・ドレッシング材使用に3週間を超えて使用しても問題ないとテクストにあるがこれは間違い。平成28年診療報酬改定で以下のように3週間を超えてはならない通達あり。

(53)皮膚欠損用創傷被覆材

ア】主として創面保護を目的とする被覆材の費用は、当該材料を使用する手技料の所定点数に含まれ、別に算定できない。

イ】皮膚欠損用創傷被覆材は、いずれも2週間を標準として、特に必要と認められる場合については3週間を限度として算定できる。 また、同一部位に対し複数の創傷被覆材を用いた場合は、主たるもののみ算定する。

ウ】皮膚欠損用創傷被覆材は、以下の場合には算定できない。

a】手術縫合創に対して使用した場合

b】真皮に至る創傷用を真皮に至る創傷又は熱傷以外に使用した場合

c】皮下組織に至る創傷用・標準型又は皮下組織に至る創傷用・異形型を皮下組織に至る創傷又は熱傷以外に使用した場合

d】筋・骨に至る創傷用を筋・骨に至る創傷又は熱傷以外に使用した場合

<H28 保医発0304第7号>

 

(3)11肺炎・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・経管栄養をしているかたに六君子湯をしようすると誤嚥が少なくなるのは、胃がこの漢方により少し大きくなるからとのこと
・高齢者の肺炎予防にニューモバックスが使用されているが、このワクチンは5年間しか有効でなくまたブースター効果がない。
アメリカではブースター効果のあるプレベナーを2回打って終生免疫とする対策をとりつつある

 

簡易懸濁法の紹介

覚えておくと便利な薬の投与方法簡易懸濁法

平成28年8月21日 日本医師会主催のかかりつけ医研修会在宅医療の部で簡易懸濁法による経管栄養からの薬の投与についての紹介がありました。

メリットは以下のごとくです

< 錠剤やカプセル剤を粉末状にしない簡易懸濁法のメリット >

1)お薬の効果・安定性が保たれます
2)経管チューブの閉塞が避けられます
3)投与前のお薬の内容が確認できます
4)中止や変更に対応できます
5)薬物治療の幅が広がります
6)お薬代が安くなります
7)待ち時間が短縮されます

簡易懸濁法とは

簡易懸濁法に向くお薬とそうでない薬

第6回 医療と介護を繋ぐ会 (平成28年8月6日)

特別講演
高齢者の認知症とフレイル・サルコペニア」

 葛谷 雅文氏先生(名古屋大学大学院医学系研究科 地域在宅医療学・老年科学分野教授)

※【葛谷先生が出席された座談会;地域でつながる,多職種でつなげる 高齢者の「食」支援】の司会をされた内容です
https://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03055_01#c

基調講演
 「患者情報を共有するための多職種連携コミュニケーションツール Medical Care Station」

株式会社日本エンブレース 取締役 CMO 小倉 佳浩氏

在宅医療勉強会 第12回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第12回 (桜井地区医師会)を平成28年7月30日(土曜日)15時から17時30分 桜井市訪問看護ステーションさくら会議室にて開催しました。 12人の参加(内看護師3名理学療法士1名管理栄養士1名認定歯科衛生士1名)がありました。

1部;食の支援における管理栄養士の役割
管理栄養士・介護支援専門員
豊田綾子

2部;食の支援における認定歯科衛生士の役割
認定歯科衛生士・介護支援専門員
中川裕美

いずれも目からうろこが落ちるような講演内容で地区内のすべての多職種すべての方に聞いていただきたい内容でした

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豊田さんに在宅訪問栄養指導を依頼する場合はケアマネさんに依頼
中川さんに居宅療養管理指導依頼する場合は訪問歯科衛生士グループ元気なお口研究舎 まほろば 0743-68-1311まで

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講演メモ

・寒天とゼラチンのちがい
リフラノンはダマになりにくいが高価。保険でだせるエンシュア・ラコール・エレーボとリフラノンを使用しても高価
リフラノンサイト
最初から調整してあるハイネゼリーを購入してもあまり値段が変わらない
ハイネゼリーサイト
・球麻痺がある場合は誤嚥しやすいので細心の注意が必要
・アルツハイマーの末期などでもゼラチンによるセリー化に加え舌の運動を上手に誘発することにより食事が可能
・保険で認められたものにエンシュア・ラコール・エレーボ・エンシュアHがある
・エレーボ以外は脂肪が多く下痢しやすい。エレーボは1ML1.2カロリー食物繊維が多い、中に便秘する人がいる
・誤嚥しやすい人には嚥下ピラミッドに従ってL0-L5の食事を選択するが、誤嚥性肺炎のリスクが高い場合は、ソリタゼリー(ソリタ顆粒は保険でだしてスルーパートナーでゼリー化してもらう)やOS1ゼリー(大塚製薬自費購入)のみにとどめる。ソリタゼリーやOS1ゼリーは蛋白濃度が高くなく万が一誤嚥しても肺炎のリスクは少し少ない。
・一般的に寒天粉と使うよりゼリー化剤の方が嚥下しやすい場合があるが、症例によってはゼリー状のものが口の奥にとどまって梨状窩までいかない場合もある。ハッピーターンというクッキーを30回かんでみると梨状窩まで自然に送られることを確認した。梨状窩までおくられると自然に飲み込むことができる。(噛むという作業が、口の奥のものを梨状窩までおくることを確認した。)アルツハイマーの末期などで、食事が口の奥から梨状窩までいかない場合は、ブラシで舌を刺激したり、ある程度固さのあるものとゼリー状のものを交互に与えるなどして誤嚥を円滑に誘導する。
・小児の嚥下機能障害例は、長期的に見た場合エンシュア・ラコールなどは栄養学的によくない場合がある
・廃用性の寝たきり状態のかたは、入れ歯を調整してリハビリにあたるとADLが改善する場合あり。(口をあけて立ちにくい、力が入りにくい)

在宅医療勉強会 第11回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第11回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第11回 (桜井地区医師会)を平成28年6月18日(土曜日)15時から7時桜井市訪問看護ステーションさくら会議室にて開催しました。 11人の参加(内看護師3名)がありました。

在宅医療テキスト(勇美記念財団発行)の第1章在宅医療総論の
64-75頁まで読み合わせしました

勉強会メモ

 

国保中央病院 在宅患者方法支援システム(平成28年現在、まほろばネット登録、磯城地区が条件)

平成28年現在 国保中央病院は、まほろばネット登録済みの磯城地区(田原本町・川西町・三宅町)の医療機関に限定して病院施設基準を算定することなく、在宅患者の後方支援にあたっていただけるようになりました。

国保中央病院 在宅患者方法支援システム(平成28年現在、まほろばネット登録、磯城地区が条件)

地域包括ケア病棟の現況と今後の方向性について

地域包括ケア病棟の現況と今後の方向性についての資料(2015年11月)

奈良県下に約20カ所の地域包括ケア病棟がありますが、「ほとんど在宅たまに入院」を支援する重要なシステムとして地域包括ケア病棟があります。この病棟の4つの機能のうちサブアキュートの受け入れがいかに稼働しているかが今後重要となってきます

日医かかりつけ医機能研修制度について(医師へ)

日医かかりつけ医機能研修が28年5月22日行われました。

関連記事

診療報酬上の地域包括診療加算等の要件にもなっていて、日医が行っている「地域包括診療加算・地域包括診療料に係るかかりつけ医研修会」との違いについては、「本研修制度は、日医が考える本来の『かかりつけ医』機能のあるべき姿を更に充実・強化することを目的に立ち上げたものである」として、その意義を強調した。

求められる6つのかかりつけ医機能について

1. 患者中心の医療の実践 2. 継続性を重視した医療の実践 3. チーム医療、 多職種連携の実践 4. 社会的な保健「医療・介護・福祉活動の実践 5. 地域の特性に応じた医療の実践 6. 在宅医療の実践

 

在宅医療勉強会 第10回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第10回 (桜井地区医師会)を平成28年5月21日(土曜日)15時から7時桜井市訪問看護ステーションさくら会議室にて開催しました。 12人の参加(内看護師3名理学療法士1名)がありました。

在宅医療テキスト(勇美記念財団発行)の第1章在宅医療総論の
44-63頁まで読み合わせしました

勉強会メモ
・理学療法士が訪問する場合の利用料について
病名にかかわらず、1週間に120分まで利用可能
1回の訪問時間は20分、40分、60分
利用料金詳細は下記資料参考
訪問リハビリの利用料金他
・成年後見人制度の利用について
市役所や地域包括支援センターを通して家庭裁判所に申請
・40歳以下で介護保険制度を受けれない癌末期患者の場合経済的な支援策として障害認定がとれる場合はこれを積極的に利用する
・国際生活機能分類(ICF;international classification of functioning,disability and health)とリハビリテーションについて天井作業療法士さんより参考資料をもとに説明があった。
ICFについての資料
・リハビリテーション病院は、急性期からの流れでないと入院できないが、在宅でも集中的に直接入院してリハビリをしてほしい症例がある。その場合は、一度田原本町のリハセンに紹介すると受けてもらえる場合がある。過去に、脊髄損傷で拘縮で寝たきりの方が2週間の入院集中リハビリを行い現在車いす座位が取れるようになった例がある
・サルコペニアとフレイルについて8月6日の在宅医療勉強会で特別講演を予定
・半固形体で保険請求できるのは現在のところラコールのみ
・栄養の指標では、アルブミンとヘモグロビンが一般的でこの指標を測定してほしいとのPT,nurseから声があった。
・嚥下食ピラミッドについては、医師以外で十分な周知があった
・嚥下食紹介(森永乳業、クリニコ、0120-52-0050)
❶エンジョイプロテイン220g*2、4536円はお味噌汁に入れて蛋白をしっかりとることができる
❷クリニミールは量が少なくて、高カロリーをとることができる
❸リハタイムゼリーは120gで10gのタンパク質をとれる
❹腎不全の保存期でP接種を抑制したい場合は低リンミルクLPKがある(CKDⅣで透析ま近い患者に高P血症をみる、吸着剤としてはホスレノールを使用)

 

検査・画像情報提供加算及び電子的診療情報評価料の施設基準に係る届け出について (医師へ)

平成28年5月12日

桜井地区医師会 会員 各位      吉江 貫

検査・画像情報提供加算及び電子的診療情報評価料の施設基準に係る届け出書添付書類について

拝啓。平素より、桜井地区医師会事業にご協力・ご理解賜りまして誠に有難うございます。さて、検査・画像情報提供加算及び電子的診療情報評価料の施設基準に係る届け出書添付書類(別添2・様式14の2)を、近畿厚生局に各2枚ずつ6月1日までに届け出をしていただきますと、ID-LINK(まほろばネット)の閲覧施設で、6月1日以降、電子的診療情報評価料30点(平成28年度より新設)が算定可能になります。5月14日の総会で再度ご説明させていただきますが、まほろばネットをご利用されている医療機関におかれましては、その旨よろしくお願いいたします。            敬具

届け出書類
別添2    各2枚
様式14の2 各2枚
(様式14の2は届け出記入見本をご参照ください)
様式14の2 記入見本
近畿厚生局ダウンロードサイト(別添2・様式14の2)

電子的診療情報評価料の算定時の参考情報

  1. 1)まほろばネット利用料金について、利用するための登録は無料でありますが、今回の診療報酬改定により、電子的診療情報評価料を算定するときには患者様に料金がかかることをご説明ください。

2)5月分を算定するための届け出期限は、5月1日までです。
遅れてしまって申し訳ありません。

 

医療介護総合確保促進法に基づく予算から1億7千万を多職種連携構築に・・・ 奈良県計画 平成26年10月 奈良県

医療介護総合確保促進法に基づく予算から1億7千万を多職種連携構築に(奈良県計画 平成26年10月 奈良県)

事業の対 象となる 医療介護 総合確保 区域 全圏域

事業の実 施主体 奈良県

事業の目 標 ICT技術を用いた医療機関間や介護事業者も含めた地域でのネットワー ク形成と県下で情報連携できるような仕組みの構築

事業の期 間 平成27年1月~平成30年3月

 

事業の内 容 ICT技術を用いた医療機関間や介護事業者も含めた地域でのネットワ ーク形成と全県的なマイ健康カードの導入も検討する。その際に、各地域 ごとに異なるシステムを導入するのではなく、県下で情報連携できるよう な仕組みを併せて検討。

 

事業に要 する費用 の額 金 額

総事業費 169,801(千円)

基金充当額 (国費) における 公民の別

(注2) 公 (千円) 基金 国 113,201(千円) 都道 府県 56,600(千円)

民 113,201(千円) うち受託事業等(再掲) (注3) 113,201(千円)

その他 (千円) 備考

(注 4) 平成 26 年度 37,348 千円

平成 27 年度 64,213 千円

平成 28 年度 34,120 千円

平成 29 年度 34,120 千円

詳細PDF
ICT導入による多職種連携に1億7千万(奈良県)

地域ケア会議開催の案内状について

桜井市へ

平成28年4月28日(木曜)桜井市立図書館で桜井南学校地域ケア会議が行われました。
出席者の一部から、「ケア会議の案内が、すこやか暮らし部地域包括推進室長名で配布されましたが、区長代表や、老人会代表、婦人会代表の連名でいただいた方が、会議の重要性が強調され、自分たちも本腰を入れて取り組まなければいけないという意識を持つ」という貴重な意見をいただきました。地域包括ケアを市民一体になって、迅速にすすめるには前向きなご意見のように思います。またその意見に、賛同する方もいらっしゃり、一度、検討すべきことと考えます。

もちろん、そのためには、各団体の長にも、地域包括ケアシステム推進の意味を熟知していただく必要があると思います。

在宅医療勉強会 第9回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第9回 (桜井地区医師会)を平成28年4月2日(土曜日)15時から7時桜井市訪問看護ステーションさくら会議室にて開催しました。 13人の参加(内看護師2名理学療法士1名)がありました。

在宅医療テキスト(勇美記念財団発行)の第1章在宅医療総論の
16-43頁まで読み合わせしました

・坂根副会長が使用している訪問診療同意書の紹介
・在宅療養計画は、在総管を算定するときには定期的に発行しないと個別指導時の査定返還の対象となることや19ページの書式には患者様の同意の欄が抜けていることの指摘があった。
・検査機器の購入についてはラニングコストが高いという意見が多かった
・ADによる意思表明はACPによってなされることが理想であるが、意思表明内容は在宅医よりまず家族様になされていることが重要であるとの意見もあった。
・特別養護老人ホーム入所者について、本年より、点滴を看護師に指示できるようになった。ただし、医療保険の請求は指示料もとれず点滴の材料費のみを(14)の項目で請求。
・理学療法士の上田浩司先生より、ターミナルにPTが関与する意義(ポジショニングなどの指導により褥瘡ができないようにする・拘縮予防方法・呼吸リハ指導による辛くない呼吸法)についても教えていただきました。

 

 

 

 

 

在宅支援診療所 3 ・在宅がん医学総合診療料の施設基準(平成28年4月1日以降申請;様式11のみ変更)について(医療機関へ)

在宅支援診療所 3 ・在宅がん医学総合診療料の施設基準(平成28年度)について(医療機関へ)

奈良近畿厚生局より

A) 在宅支援診療科 3 届け出について

届出については以下各2枚
在宅支援診療3届出別添2(管理者報告)
平成28年在宅療養支援診療所 様式11
緊急時の連絡と対応方法 説明文書 例
各医療機関にあったものを作成してください
済生会中和病院 緊急時対応確認書(桜井地区医師会に申請後、中和病院より発行)
高井病院確認書 (桜井地区医師会に申請後、発行)
6 国保中央病院 在宅患者方法支援システム(平成28年現在、まほろばネット登録、磯城地区が条件)

在宅患者急変時の入院受け入れについての連携医療機関の書類の提出は必ず必要というわけではありません。しかし、受け入れ協力の許可は事前に各自・医師会でとっておいてほしいとのことです。(提出するのが理想。)

尚、年に1回、看取りの数の報告書類は毎年7月ごろ近畿厚生局から送られてくるとのことです

 

B)在宅がん医学総合診療料 届け出について

届出については以下各2枚
在宅がん医療総合診療料の施設基準に係る届け出書
在宅がん医療総合診療料の施設基準に係る届け出書類添付書(様式20)
在宅支援診療所の届け出と同時に行う場合は緊急時の連絡対応方法についての患者などへの説明文書の例は添付不要

記入見本在宅がん医療総合診療料の施設基準に係る届け出
記入見本;在宅がん医療総合診療料の施設基準に係る届け出書類添付書(様式20)

C)在宅療養計画書サンプル(届け出には不要ですが、個別指導でチェックされます)
例1)大阪府・東京都
例2)医療事務サイト
例3)千葉県 (お勧め)
在宅療養計画書を発行しなかった時のペナルティー事例

D)参考情報

カンファレンスは対面であるとの厚労省よりの通知
在宅支援連携体制に係る報告書(新規 ・ 7月報告)

個別指導参考サイト

在宅医療についての説明

在宅療養支援診療所についての説明

患者数の設定について

在宅療養支援診療所についてのQ&A
連携医療機関は支援診療所でなくてよい等

在宅医療勉強会 第8回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第8回 (桜井地区医師会)を平成28年2月27日(土曜日)15時から7時桜井市訪問看護ステーションさくら会議室にて開催しました。 8人の参加(内看護師3名)がありました。

1)在宅療養支援診療所3を申請についての説明
急変患者の入院時対応についての覚書について
済生会中和病院の覚書は各診療所が地区医師会に申請する
循環器疾患などについては高井病院と桜井地区医師会の覚                          書あり
2)在宅で使用する特定器材については、各診療所の在庫破棄を防ぐシステムとして、郡山薬剤師会のような取り組みがさんこうになる。(6薬局が連携して24時間対応し、のちに各医療機関に請求する形をとっている)

3居宅療養管理指導の報酬を算定していない診療所が多い
居宅療養管理指導について
請求については、介護保険書や介護負担割合証(8月1日―翌年7月31日まで有効)をコピーしておくのがよい
請求ソフトについて 日医総研発行のソフト

 

在宅支援診療所 3 ・在宅がん医学総合診療料の施設基準(平成26年度)について(医療機関へ)

奈良近畿厚生局より

A) 在宅支援診療科 3 届け出について

届出については以下各2枚
在宅支援診療3届出別添2(管理者報告)
在宅支援診療3届出 様式11(管理者報告)
緊急時の連絡と対応方法 説明文書 例
各医療機関にあったものを作成してください
済生会中和病院 緊急時対応確認書(桜井地区医師会に申請後、中和病院より発行)
高井病院確認書 (桜井地区医師会に申請後、発行)

 

在宅患者急変時の入院受け入れについての連携医療機関の書類の提出は必ず必要というわけではありません。しかし、受け入れ協力の許可は事前に各自・医師会でとっておいてほしいとのことです。(提出するのが理想。)

尚、年に1回、看取りの数の報告書類は毎年7月ごろ近畿厚生局から送られてくるとのことです

在宅支援診療所3記入例 平成26年(A1・2)

B)在宅がん医学総合診療料 届け出について

届出については以下各2枚
在宅がん医療総合診療料の施設基準に係る届け出書
在宅がん医療総合診療料の施設基準に係る届け出書類添付書(様式20)
在宅支援診療所の届け出と同時に行う場合は緊急時の連絡対応方法についての患者などへの説明文書の例は添付不要

記入見本在宅がん医療総合診療料の施設基準に係る届け出
記入見本;在宅がん医療総合診療料の施設基準に係る届け出書類添付書(様式20)

C)在宅療養計画書サンプル(届け出には不要ですが、個別指導でチェックされます)
例1)大阪府・東京都
例2)医療事務サイト
例3)千葉県 (お勧め)
在宅療養計画書を発行しなかった時のペナルティー事例

D)参考情報

カンファレンスは対面であるとの厚労省よりの通知
在宅支援連携体制に係る報告書(新規 ・ 7月報告)

個別指導参考サイト

在宅医療についての説明

在宅療養支援診療所についての説明

患者数の設定について

在宅療養支援診療所についてのQ&A
連携医療機関は支援診療所でなくてよい等

 

在宅医療勉強会 第7回 (桜井地区医師会)(医師・訪看へ)

在宅医療勉強会 第7回 (桜井地区医師会)を平成28年1月30日(土曜日)15時から7時桜井市訪問看護ステーションさくら会議室にて開催しました。 7人の参加(内看護師2名)がありました。

福島県内訪問看護ステーション連絡協議会作成の 医療材料診療報酬請求マニュアル

上記テキストの第1章  在宅医療における診療報酬について 意見交換しました

勉強会メモ

在宅看取り加算3000点、死亡診断加算200点はどちらかしか算定できない

ネット上では、

「看取り加算は、事前に当該患者又はその家族等に対して、療養上の不安等を解消するために充分な説明と同意を行った上で、死亡日に往診又は訪問診療を行い、当該患者を患家で看取った場合に算定することになります。(3000点)(死亡診断との同時算定不可)。
上記以外は死亡診断として200点を算定することになります。」

とありますが、奈良県では訪問診療がないと看取り加算は査定されます

 

 

 

 

在宅医療感染性廃棄物処理についてのお願い

・・・・在宅医療感染性廃棄物処理についてのお願い・・・・

在宅療養患者様が増えるにしたがって、在宅医療で使用された感染性廃棄物の処理の方法が間違われ、一般ごみとしてだされることがあります。

桜井市環境部のごみ収集において、平成27年には1例ですが針先事故が起こっており、平成28年1月にも血液の付着したベニューラ針が一般ごみの中に廃棄されておりました。

各医療機関・訪問看護ステーションなどに置かれましては、下記マニュアルを参考にして、適切な廃棄が行われますようご協力よろしくお願いいたします。

在宅医療廃棄物の取り扱いガイド(平成20年日本医師会)
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20110309_12.pdf#search=’%E5%9C%A8%E5%AE%85%E5%8C%BB%E7%99%82%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9%E3%81%AE%E5%8F%96%E3%82%8A%E6%89%B1%E3%81%84%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89++%E7%92%B0%E5%A2%83%E7%9C%81′

感染性廃棄物処理マニュアル(平成24年環境省)
http://www.env.go.jp/recycle/misc/kansen-manual.pdf

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日本医師会 地域医療第1課 (0339426137)より

医療機関からでるゴミは、平成24年5月 環境省からでた廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル(全59頁の7頁医療関係機関等から発生する主な廃棄物)に基づいて廃棄する。これにより点滴パックなどの合成樹脂性の器具はこれに基づき産業廃棄物として処理をしなければならない。
但し、産業廃棄物分類されるものであっても、在宅医療を行っている一般住民宅からでるゴミについては、在宅医療廃棄物取り扱いガイド(平成20年3月、日本医師会発行)に従って、適正な処理をおこなえば、一般ごみとして出すことができる。

 

 

退院前ケアカンファレンスの25分の流れ(タイムスケジュール)(豊中市医師会)

退院前ケアカンファレンスの流れ(タイムスケジュール)

時 間 配 分 内 容

2分 ◆参加者紹介 司会:地域連携担当者(病院の MSW) タイムキー
パー:司会が兼務 *自己紹介をする(簡潔に) *司会者は
終了時間を予め伝えておく

3分 ◆病院主治医から病状説明 *あらかじめ診療情報提供書やサマ
リーにて情報共有しておく

3 分 ◆病棟看護師からケアの内容説明 *あらかじめ診療情報提供書
やサマリーにて情報共有しておく

3分 ◆在宅で必要なサービス・医療処置の確認 *病院主治医・病棟看護師より説明

10分 ◆今後の生活に向けての課題を検討 *ケアプラン原案をもと
に   ケアマネジャーが説明(サービス調整の進捗状況も報告) 3 分
◆利用者(患者)・家族の意向確認 →時間延長が予想さ
れるため、注意が必要

1 分 ◆最終確認 *誰が、何を、どのように支援するかを明確に
し、全員が意思統一できている ことを確認して終了する

尾道方式では、1症例15分で行っているとのことです

 

認知症の診断とケア(動画)~新オレンジプランの考え方にそって~国立長寿開発法人国立長寿医療研究センターもの忘れセンター長  櫻井孝先生H27 12 19

認知症の診断とケア~新オレンジプランの考え方にそって~国立長寿開発法人国立長寿医療研究センターもの忘れセンター長  櫻井孝先生H27 12 19の講演を医療参考動画にアップしました。

認知症はじめの一歩(国立長寿医療センターもの忘れセンター長 櫻井孝先生)

認知症はじめの一歩(国立長寿医療センターもの忘れセンター長 櫻井孝先生)DVD

DVD直接始まります

認知症はじめの一歩 PDF

国立長寿医療センターもの忘れセンター長 櫻井孝先生の講演(桜井地区医師会主催)「認知症の診断とケア~新オレンジプランの考えかたにそって」で紹介された冊子とDVDです。
一日1万件以上のアクセスがあったとのことです。

 

平成28年 3月13日(日曜) 安川修先生の市民公演があります

平成28年 3月13日(日曜) 1時30分より

安川修先生の桜井市市民会館で市民公演があります

安川修は松山千春のようなお声で歌も歌われております

市民公演で聴かせていただけるかもしれませんね

安川先生の追っかけコンサート

桜井市市民会館 アクセス

安川修先生のプロのようなシンガーソング ドクターも感動ものです

http://blog.livedoor.jp/midorienburogu/archives/40076221.html

平成28年度8月6日医療と介護を繋ぐ会 特別講演について

葛谷雅文先生による高齢者の食の支援についてご講演いただくことが決まりました。
1983年大阪医大,89年名大大学院卒。米国国立老化研究所研究員を経て,96年名大病院老年科助手,99年同講師。2002年同大大学院医学系研究科助教授。11年より現職。09年より同大病院NST委員長,13年より地域医療センター長を兼任。共編著に『治療が劇的にうまくいく! 高齢者の栄養 はじめの一歩――身体機能を低下させない疾患ごとの栄養管理のポイント』(羊土社)など。

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平成28年8月6日 医療と介護を繋ぐ会

医療と介護を繋ぐ会
1)MCS説明(小倉さん)
2)葛谷雅文先生による「高齢者の食の支援について」

Medical Care Station 新情報

12月2日、東京からMCSの説明に小倉さんがこられました
桜井地区より9名の出席がありました

MCS栃木、群馬、を中心に全国に拡がりつつあります。京都府医師会では府全体で広げる姿勢。IDLINKは医療情報共有ツール。これにたいして、MCSはコミュニケーションツール。Lineなどと違い、厚労省の医療情報の取り扱いにおけるセキュリティーをクリアしている。NECのIDLINKもこれをひろめるために、MCSとの連携を無料ですることを検討中。開業医だけでなく公的病院日赤でも使用しているところあり。
サーバーは8世代で過去の情報をセーブしている。全国医療介護連携ネットワーク研究会(http://www.ikairen.net/)もこれをサポート。

 

MCS次のバージョンで以下のことができるようになるとのことです
❶検索機能(平成28年春)
❷編集削除機能(平成28年春)
❸インターネットエクスプローラーなどのブラウザーにも対応(平成28年春)
❹IDーLINK(NEC)との連携(平成28年度中)

しばらくできない機能
❶直接の印刷
❷ダウンロード機能

勤務医の先生にも使っていただくためには、外来病棟の電子カルテのPCで使用するのは困難か。医局のPC上で使用するのは可能か

桜井地区医師会とMCSが正式契約することについて、次回理事会で検討。

 

 

 

 

 

 

 

 

胃瘻の注入にラコールNF半固形300mlと加圧パックを使用すると介護時間の短縮につながります

胃瘻の注入にラコールNF半固形300mlと加圧パックを使用すると介護時間の短縮につながります。
平成27年11月現在半固形栄養剤で保険適応とされているのは今のところこれのみです。
また液体と異なり、胃の蠕動運動を誘発しますので逆流誤嚥の機能があります

❶ラコールNF配合経腸用半固形剤をニプロ加圧パックと専用アダプタでの注入
  https://youtu.be/2OujRh1vPg0
  
❷ラコールNF配合経腸用半固形剤を専用注入器で注
  https://youtu.be/g6D3xZhc9eM

高齢者こそ肉を!アルブミン値を改善して生存率を上げる

http://www9.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3429_all.html

アルブミンは、肉や魚などのたんぱく質をもとに体内で作られるもので、筋肉や血管、免疫細胞などの機能に不可欠な成分です。
そのため、アルブミンが減ると、筋肉が落ち、血管がもろくなり、免疫機能も低下します。

 

 

嚥下食(ミキサーやゲル化剤、とろみ調整食品)について

嚥下および嚥下食(ミキサーやゲル化剤、とろみ調整食品)についてよくまとめられたサイトです。https://www.clinico.co.jp/nursing/worry/worry04.html

最近食事についての介護を上手く行えば生命予後が以下のようによくなることも報告されています
点滴<胃瘻・腸瘻<介護職

嚥下補助剤(とろみ・ゲル化剤)

1,500人以上の看取りを経験された小澤竹俊先生のDVD紹介

http://www.kaigo-center.or.jp/tosho/2009/000863.html

小澤 竹俊(おざわ・たけとし) 氏                                     1987年東京慈恵会医科大学卒業。1991年山形大学大学院博士課程修了。救命救急センターで循環系医師として勤務後、「延命」より「看取り」の重要性を感じ、ホスピス医になることを決意。横浜甦生病院ホスピス病棟長を経て、2006年めぐみ在宅クリニックを開設。院長として地域での看取りはもちろん、緩和ケア教育なども積極的に実施。この他年間150回を超える講演を精力的にこなしている。

内容

1.はじめに
2.終末期を知る
3.苦しんでいる人の理解者になること
4.理解者になるための聴き方(援助的コミュニケーション)
5.苦しみの中でも穏やかに生きられるのはなぜか
6.苦しみと向き合うことは

会話実例
3.の事例 反復を使わない会話例
3.の事例 反復を使った会話例

病院ではなく介護施設で亡くなる高齢者が増加

2015年11月6日(金)NHK報道より

「今、病院ではなく介護施設で亡くなる高齢者が増えています。」
「こちら、去年(2014年)1年間に特別養護老人ホームなどの施設で亡くなった人は、10年前のおよそ3.5倍、10万人近くに上っています。
これまで多くの人は病院で亡くなっていました。
しかし、医療費の増加を抑えようとする国の方針や、本人や家族の意向で、自宅や施設で最期を迎える高齢者が増えているのです。

一方で、施設で働く人の中には、最期を『看取(みと)る』ことに戸惑いや不安を感じている人も少なくありません。
民間の調査では、介護施設の職員の実に83%が『精神的な負担が大きい』と答えています。」

http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2015/11/1106.html

 

MCS参加の流れ

1、メールアドレスを取得
今のメールアドレスを使用したくない場合は
YAHOOでメールアドレスを取得してください
5分くらいで無料で取得できます

2、主治医からのパスフレーズをメモしてMCSに
仮登録(リクエスト承認)・本登録・パスフレーズ認証を
行ってください。

実際の流れ

メールアドレス取得

仮登録本登録

パスフレーズ認証

老年学会より、高齢者、5~10歳若返り,就労ボランティア宣言提言

高齢者、5~10歳若返り…老年学会

10~20年前と比較…知力・体力向上 病気の人減少

日本老年学会は12日、65歳以上の高齢者の身体、知的機能や健康状態についての分析結果を発表した。

http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2015/10/13/1362688_05.pdf

最新の科学データを総合すると、「現在の高齢者は10~20年前に比べて、5~10歳は若返っていると想定される」と評価。高齢者の健康状態は個人差が大きいが、「高齢者が就労やボランティア活動などに参加できる社会を創ることが今後の超高齢社会を活力あるものにするために大切だ」との声明を出した。

就労・ボランティア参加提言

知的機能については、日本大の内藤佳津雄教授(心理学)らが、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)が大府市の40歳以上の住民約2300人に実施してきた知能検査のデータを分析。認知症がなく、健康状態の良い高齢者の集団では、ほとんどの検査項目で60~70歳代の成績が向上し、2010年の70歳代は10年前の10歳程度若い人たちと同等の成績だった。

病気にかかる割合については、東京大の秋下雅弘教授(老年医学)が全国の65~79歳の高齢者が1996~2011年に医療機関で治療を受けた割合を分析。75~79歳の女性では脳卒中で治療を受けた割合が3分の1近くになるなど、脳卒中、心筋梗塞、骨粗しょう症で大きく減っていた。この他にもアルツハイマー病を除く、ほぼ全ての病気で低下傾向にあり、これに伴い、要介護認定率もほぼ全ての年代で低下した。秋下教授は、定期的な運動など生活習慣が改善したのが原因ではないかと指摘。65~79歳の高齢者の健康状態は5~10歳程度改善している可能性があるとした。

身体機能では、桜美林大の鈴木隆雄教授(同)が、1992年と2002年に秋田県で実施された高齢者の調査のデータを比較、歩く速さや握力、片足立ちの時間などが各年代で向上していたことを報告した。この地域では、その後の調査でも身体機能が改善しているデータも出ているという。

同学会では、今後、これらのデータを基に、現在65歳以上とされている高齢者の定義を変更する必要があるかどうかも検討する。

(2015年6月13日 yomiuri)

 

「死の質(QOD)」日本は14位 がん対策見直しで上昇

英誌「エコノミスト」の調査機関は18日までに、緩和ケアや終末期医療の質や普及状況に基づく80カ国・地域の「死の質」ランキングを発表した。日本は14位で、政府のがん対策見直しなどが評価され、前回2010年の23位から上昇した。1位は前回に続いて英国。最下位はイラクだった。 ロンドンを拠点とする「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が、各国のデータや専門家への聞き取りに基づき、ケアの質、医療・介護職の豊富さ、患者の費用負担など五つの領域について数値化した。

(共同通信)

 

人生の終末期を安らかに過ごすことができるのはどの国か?。各国の状況を調査し、ランク付けした報告書が発表された。資料写真。
2015年10月7日、人生の終末期を安らかに過ごすことができるのはどの国か?「QOL(クオリティ・オブ・ライフ/生活の質)」がうたわれるようになって久しいが、このほど「QOD(クオリティ・オブ・デス/死の質)」について各国の状況を調査し、ランク付けした報告書が発表された。

「2015年 死の質ランキング(The Quality of Death Index 2015)」は、英経済誌・エコノミスト傘下の調査機構エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表したもの。世界80カ国を対象に、終末医療をめぐる環境と、これを支える人材の充実や負担力、サービスの質、社会的参与の度合いなどを基準として決められる。

上位20カ国は、欧米・アジアの先進国がほぼ独占している。今回のトップ3は英国、豪州、ニュージーランドだった。英国は2010年の前回調査でも首位。アジア諸国で最上位にランクされたのは6位の台湾で、12位のシンガポールがこれに続く。日本は14位、中国は71位、香港は22位、韓国は18位だった。

台湾が高い評価を受けた要素には、台湾が緩和ケアなどの終末医療における法体制を世界に先駆けて施行した地域である点が挙げられる。台湾では2000年に「安寧和緩医療条例」が成立している。これは臨死状態に陥った際の医療措置について、個人個人があらかじめ意思表示をすることで、治療方針や死の迎え方を自由に選択できるものである。医療機関はこれによって患者の蘇生措置や延命措置を必ずしも行う義務がなくなった。また、終末医療や緩和ケアにおける全面的な研究や人材教育が行われ、質の高いサービスが提供されている点も評価されている。

アジア主要国の順位は以下の通り。

6位・台湾
12位・シンガポール
14位・日本
18位・韓国
22位・香港
28位・モンゴル
38位・マレーシア
44位・タイ
53位・インドネシア
58位・ベトナム
67位・インド
71位・中国
76位・ミャンマー
78位・フィリピン(翻訳・編集/愛玉)

災害時、高齢者受け入れ 桜井市と5社福法人 /奈良

桜井市は9月29日、災害発生時に高齢者らを受け入れる「福祉避難所」の設置に向け、市内で施設を運営する5社会福祉法人と協定書に調印した。

福祉避難所は、体育館など一般避難所での生活が難しい独居のお年寄りらを受け入れる。協定に基づき、災害時には市内の介護老人保健施設や特別養護老人ホームなど6施設で、介助員を配置し、日常生活の支援などを行う。松井正剛市長は「連携を密にして支援をより一層充実させたい」とあいさつした。

市は今年度中に障害者対象の福祉避難所についても協定を結ぶ予定。(毎日新聞)

医療介護専用SNS「メディカルケアステーション」(基本ツールは無料)が拡がりそうです

は、厚労省のセキュリティーに準拠するコミュ二ケーションツールです。

メディカルケアステーションへの登録

エールの根木さんやPT中川先生にも伺ったのですが、今後注目される情報ツールになりそうです。地区内で徐々にひろめていきましょう

福祉避難所について(桜井市)

福祉避難所がもうすぐ5箇所になります。
まずは、避難所に待機。必要に応じて高齢者や障碍者は福祉避難所へ移動になります。

福祉避難所の今後の問題点ですが、より広域なレベルで介護できる人材をいざというときに集めるネットワークの構築が急がれております。

福祉避難所とは

カジノ型デイサービス規制へ(神戸)

2015/8/12 2:14  日経より

 神戸市は、模擬カジノなどをサービスの中心に据える高齢者向けデイサービス(通所介護)の規制に乗り出す。機能訓練といった本来の趣旨から外れ、疑似通貨で射幸心をあおるような遊技性の強い事業所は指定しないと条例で定める。市によると全国初の取り組みで、事業所の指定基準を定めた条例の改正案を9月市議会に提出し、同月中の施行を目指す。

 11日、久元喜造市長が定例記者会見で表明した。市長は適度な娯楽の活用は高齢者の心身の活性化に役立つとする一方、「最近は遊技場かと思われるような事業所が出てきている」と指摘。介護保険事業の財源に、公費や市民が負担する介護保険料が充てられることから「過剰で不必要な介護サービスは保険料の上昇や利用者の自己負担増につながる」と説明した。

デイサービスは自宅から日帰りで通い、入浴や食事、体の機能訓練などが受けられる。市は、賭博や風俗営業を連想させる名称や広告を出す事業所を規制するとしている。市内ではまだこうした事業所を確認していないが、首都圏などで展開している事例があるため、先行して対応する。

NHK特番”老衰死〜穏やかな最期を迎えるには〜”死という人生の一大イベントをどのように迎えるのか。

老衰死が報道されよくまとまられているサイトがありましたの紹介します 炎症性サイトカインガ放出されると栄養があたえられても細胞の死が徐々にすすむようです

NHK特番”老衰死〜穏やかな最期を迎えるには〜”死という人生の一大イベントをどのように迎えるのか。

超高齢化社会に着実に向かっている日本。NHKでとても興味深いタイトルの番組が放送されていた。【老衰死〜穏やかな最期を迎えるには〜】誰もに必ず訪れる”死”。

その人生最後の時をどのように迎えるのか。最期ということに考えさせられながら、その時の家族は。とても考えさせられました。また死ぬ時に苦痛を感じるのか。ということもテーマとしてあげられていました。

そもそも老衰の定義はなんなのでしょうか。

老衰とは
生物学的・医学的には加齢による老化に伴って個体を形成する細胞や組織の能力が低下することである。恒常性の維持が困難になることが原因である。

wikipediaより

老衰死は年間75,000人に登っています。これは増加傾向であり、過去最大です。高齢化も一因にありますが、この老衰死の背景には自然な死を受け入れること人が増えていることも背景としてあるのです。

自然な死というのは、延命治療をしないことを指します。点滴や胃に穴を開けてそこから栄養摂取を行う胃瘻(いろう)も行わずに口からの摂取を栄養摂取の主な経路とします。点滴や胃瘻を行うことは、本人による自然な栄養摂取ではなく、他人、言葉を変えれば侵襲的な栄養摂取になります。口から栄養をとれなくなってそれでも点滴や胃瘻を使い、栄養摂取を行うのか。それとも口からとれなくなったのだから、自然な形を選ぶのか。これは、完全に最期の質に関わってくるのではないでしょうか。

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ある研究結果では、延命治療(点滴や胃瘻)を行った場合でも生存期間には影響がなかったという研究結果が出ているそうです。口から栄養を取れなくなるのは、老化により飲み込む機能が低下してしまったり、食事を摂取する動作がとれなくなってしまうことが考えられます。ある調査によると老衰死で亡くなる方は、1週間前から食事をとらなくなるそうです。

これに関係するのが老衰に伴う細胞の死です。老衰により細胞が壊れます。この時に“炎症性サイトカイン”という物質が放出され、その影響で周りの細胞も一緒に機能低下してしまうのです。細胞が壊れ機能が低下するということは、栄養の吸収効率も悪化ということです。つまり、身体も栄養の必要性を感じにくくなり、食事の摂取量が減っていくのです。
栄養の吸収が悪くなるので、体重減少も起こっていくそうです。

人は老衰死で最期を迎える時に苦痛はそこまで感じていない

最期に苦痛を感じているかということを、確かめることはなかなか難しいことでした。なぜならば、最期が近い人に様々な機械をつけて、調査をすることが倫理的にどうなのかということが問われるからです。そこで、延命治療をしない方を対象に不快指数の点数を決め、調査をすることにしました。その結果、死が近づいても不快感は低いまま。ということがわかったのです。老衰により脳の機能が低下しているため、痛みも感じづらくなっていると考えられています。

最近”QOD(Quality of Death)死の質)”ということについて考えることが少しずつ普及しているそうです。どうしても人生を考えた時に何年間生きたかという生きた年数で考えてしまいがちです。死ぬことが人生の終わり。死ぬことが負けという考え方が世論としてあります。このQODでは生きている間のみでなく、どのような最期を迎えることが出来るかということを考えるようにしているそうです。死ぬことが負けなのではなく、安らかに逝けないことが負けだという考え方です。

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先述のように人は亡くなる直前になると食事の摂取量も低下していきます。また浅く苦しい呼吸をするようになります。食事の摂取量が低下したからといい、食べたくない食事を無理矢理すすめるべきなのでしょうか。呼吸が苦しそうだからといい、酸素のカテーテルをつけるべきなのでしょうか。食事をとらなくなることも、呼吸に変化が訪れるのも生理的な自然の摂理であれば無理に押し付けることはないのではないでしょうか。家族の思いを優先して、無理に長生きさせることは果たして良いことなのでしょうか。とこの番組は問いかけてくれました。

終末期の医師や看護師といった医療従事者の役割

身内が亡くなることは精神的に大変苦痛を伴うことです。死に直面することがほとんどない方にとってはすべてが苦痛に見えてしまいます。そこで家族や亡くなる方を支えることが出来るのが、医師や看護師といった医療従事者ではないでしょうか。

目の前でどんどん衰弱していく人に対して何もしてあげられないと自分自身の無力さを感じるものです。最期の時に、何かをしてあげられたか、何もできなかったかっていうのは、その後の人生で後悔として残るか残らないかって本当に本当に大切なこと。今回は例として、アイスをあげるのが映されていました。

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亡くなる方が大好きだったバニラのアイスクリーム。飲み込むことはできないけど、口の中にいれてあげるだけでもいいんじゃないですか?という提案だった。アイスクリームを口に含んだ時、口をもごもごと動かして、とても嬉しそうな表情をした。本人も嬉しそうだったし、付き添っていた家族も本当に嬉しそうだった。その場が和んだんです。

この体験って本当に大切なんですよね。最期にアイスクリーム食べて、ニコってしたことって良い記憶として残るから。

今回の取材は芦花ホームという特別養護老人ホームで行われていたのですが、この老人ホームの温かさには本当に胸を打たれた。最期の場所となるわけだけども、どうやったら穏やかに亡くなることができるのかを考えながらチーム医療をしている老人ホーム。最期の時間を作ってあげられる場所って本当に素敵だと思った。付き添いの人に対しての配慮も本当に素晴らしかったです。

最期に近づく身内を目の前にした家族に医師が語りかける描写でのシーンでの言葉が非常に印象に残っています。「”静かに最期に向かおうとする方をそばで見守ろう”」

後記

この番組を観る前は【穏やかな最期を迎えるには】とタイトルがあったため、穏やかな最期を迎える答えが出されるのかと思っていたが、そうではなかった。だが、この放送の中で以下のことを伝えてくれている。

①延命治療(点滴や胃瘻)を行った場合でも生存期間には影響がなかった
②老衰死で亡くなる前は体重の減少が起こる
③老衰死で最期を迎える時に苦痛はそこまで感じていない
④静かに最期に向かおうとする方をそばで見守ろう

穏やかな最期を迎えるためにというタイトルながら答えを出さなかったのは【最期の瞬間は人それぞれ違う。答えを出すのではなく、老衰死の傾向と事実を伝え、それぞれで老衰死に考えてほしい】という問いかけの意味を含め、答えを出さなかったのではないだろうか。人生誰一人同じものはないので、亡くなり方も十人十色であるというメッセージを私は受け取った。

生を授かった以上、誰にも必ず訪れる”死”。人生の一大イベントをどのように迎えるのか。大変内容の濃い放送であった。

安川先生の講演(第5回医療と介護を繋ぐ)を医療動画にアップしました。

那賀地区の在宅医療ーみんなで看取りを学ぼうー安川診療所 安川 修先生  H27 8 1(PC用)

スマホ用動画

 

医療参考動画に新しい動画もあります。京都府医師会の取り組みも参考になります

京都府医師会地域包括ケア推進のための京都府医師会の取り組み 京都府医師会副会長 松井道宣先生 H27 7 4

 

在宅医療勉強会 第6回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第6回 (桜井地区医師会)を平成27年9月5日(土曜日)15時から7時桜井地区医師会事務局にて開催しました。 8人の参加(内看護師1名)がありました。

・プチメーリングリストの活用が有効
緩和、循環器、消化器、など細かに分けた方がよい
あまりにも多くのメールが、例えば一日100通以上くると
メールをみない可能性あり。区分を細かく分類し、必要なものを明確にするプチメーリングリストが有効かという意見があった。

・緩和ケア回診に開業医が参加し研修する

・退院前カンファレンスは、尾道医師会のように短時間簡潔にできるように、カンファレンス項目を事前に整理しておく必要がある

・多種目が情報を共有する(あらゆる医療介護関係者が連携する)無料のソフトmedical care stationの紹介がありました。
https://www.medical-care.net/html/

 

徘徊による行方不明の早期発見につながるQRコードを活用した高齢者向けシールを作成(東大阪市2015年1月)

先頃「中国で認知症高齢者の身元確認にQRコードを活用する実証実験が展開中」というニュースをお届けしましたが、大阪府の東大阪市でもマスコットキャラクターとQRコードを組み合わせたシールを作成し、来月から捜索支援システム登録者へ配布していく予定だそうです。

東大阪市が作成した「見守りトライくんシール」は、同市で盛んなラグビーにちなんだキャラクター「トライくん」とQRコードを組み合わせたシールで、繰り返しの洗濯にも消えにくい耐久性のある印刷が特長の一つ。捜索支援システムと連動しており、スマートフォンなどでQRコードを読み取ることでスムーズに高齢者の身元確認が可能となっています。

東大阪市の高齢介護課によると、市内で暮らす65歳以上の高齢者は約13万人。そのうち、認知症の方は約1万1800人います。捜索支援システム「SOSオレンジネットワーク」には約90名が登録されており、2013年2月から2014年10月までには21件の捜索事案が発生。およそ5人に1人は一時的に行方がわからなくなったことがある計算になります。

「見守りトライくんシール」には名前を書く欄なども用意されており、衣服をはじめ、高齢者が外出の際に履く靴や杖などに貼ることが想定されていますが、徘徊によって行方不明になる高齢者の早期発見につながる一手となるでしょうか。今後の展開にも要注目です。

行方不明の認知症の高齢者を事前登録し本人を特定(平成27年9月より:奈良市)

認知症の高齢者などが行方不明になった時に早く見つけられるよう、奈良市はあらかじめ氏名などの個人情報を登録してもらったうえでGPS端末を貸し出すなどの取り組みを、来月から始めることになりました。
この取り組みは、認知症などによるはいかいで行方不明になる可能性のある人について、家族らが氏名や住所などの情報をあらかじめ奈良市に登録するもので、来月から始まります。
登録者のうち希望する人には、行方不明になった時に居場所がわかるよう、GPS端末を安く貸し出します。
また、見つかった時に身元の確認につながるQRコードが印刷されたワッペンも配布されます。
QRコードを携帯電話で読み取ると、奈良市役所の連絡先が表示され、ワッペンに書かれた登録番号を伝えることで、本人が特定される仕組みです。
奈良市によりますと、ことし4月の時点で認知症やその疑いのある人は、市内に推計でおよそ2万8000人余りいて、5年前と比べて18%余り増えています。
奈良市の仲川市長は「行方不明になった場合は迅速な対策が求められるので、多くの人に利用してもらいたい」と話しています。

08月10日 18時45分  奈良放送局NHK

放送動画あり

在宅医療勉強会 第5回( 桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第5回 (桜井地区医師会)を平成27年7月18日(土曜日)15時から18時桜井地区医師会事務局にて開催しました。 6人の参加(内看護師1名)がありました。

・脱水の症状;食欲低下、元気がない、認知の悪化、微熱
・高齢者のワーファリン管理
・せん妄の原因となる薬剤についての詳細
・意識障害については消防の現場ではGCSよりJCSが一般的
・ジェニナックは肺炎に有効しかし尿路感染に適応がないので注意
・肺炎に点滴製剤としてユナシンもよく使われています
・誤嚥予防体操
なかなか食前に励行していただけないのが現状
・こんな簡単な誤嚥予防
ストローで吹いてもらうだけ
・リハビリについては在宅に帰ってからのクリニカルパスも重要ではないかという意見もあった
・在宅ターミナルケア加算は往診では査定されるので訪問診療で請求する
・往診日になぜ往診したのかわかるよう病名などの詳記をするのがよい

在宅医療勉強会 第4回( 桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第4回 (桜井地区医師会)を平成27年6月24日(土曜日)15時から18時桜井地区医師会事務局にて開催しました。

6人の応募がありました。

・勉強会メモ吸痰機は3万円くらいで購入できるので、長期に及ぶ場合は購入したほうが安くつく場合がある
・BNPを毎月測定する場合は心不全の基礎になる心疾患病名を明記すること。
・東芝からプローブをパソコンに繋ぐだけでみれるエコーが出ているとのこと。
・腎不全患者にエリスロポイエチン製剤を使用するときはHgの目標が10で12以上にならないよう注意する。高くなると生命予後が悪くなる。
・球形吸着炭素細粒クレメジンよりはキューカルの方が飲みやすい。
サービス担当者会議に開催出席時は、在宅患者緊急時カンファレンス加算 月2回限り 200点を算定できる。
・疼痛管理に抗てんかん薬のガバペン有効なことがある。
・骨粗鬆症の年間YAM値の改善率は、SERMで3% プラリア8% フォルテオ12%。
・褥瘡患者の在宅医療を皮膚科医と内科医が行っている場合は、原則として訪問看護指示はどちらかしか請求できない。また、在宅処置管理料を皮膚科医が請求し、在総管を内科医(施設基準の申請ができている場合)が請求する。
・踵などの褥瘡の処置には母乳パッドのメロリンガードなどが100枚入りで300円と安価。
踵や仙骨部の褥瘡には円座は、血流低下を招くので使用しない。
・要介護1以下で褥瘡の発生リスクが高い方には、主治医意見書にその旨を記載すると予防改善のための福祉用具が導入しやすい。
・ヘルパーさんはガーゼ交換はできないが、褥瘡の発生リスクの高い旨を伝え、体位変換をお願いすることでかなりの予防になる。
・褥瘡予防にクッション、ムートン、褥瘡用のエアマット、自動体位変換付エアマットの他に最近は、体圧にフィットするジェルトロンのウオーターベットがある。
・βアミロイドを介するタウ蛋白の沈着する認知症がアルツハイマー病で、βアミロイドを介さないタウ蛋白の沈着による認知症が高齢者タウオパチーと呼ばれ認知症の1割を占める。
・SNRIの中でトレドミンは緩くサインバルタは三環系に近い強さを持つ。
・副作用の悪性症候群、セロトニン症候群については事前説明が得策。起こった場合は、内科に入院紹介する。高齢者では、サイレース1mg1回の処方で起こった例もある。
・認知症に対し国立循環器センターがプレタールの有効性の治験を開始。
・大さじ2杯で認知症に効果があると報告されているココナッツオイルは3人に一人くらいしか効果がない

 

認知症カフェの広告、宣伝について

カラーのチラシを桜井市の方からいただき、院内掲示し、チラシを置いておりますが、チラシが減っていきません。
声掛けをしないと広告効果が薄いように思われます。
ご多忙の中、声掛け協力をよろしくお願いいたします。

当院からは、2名の方に声掛けし、一度参加されてはと声掛けいたしました。           木下医院 木下

在宅支援診療所3の届け出について (医師へ)

近畿厚生局に行って以下のことを確認してきました

届出については以下の2枚
在宅支援診療3届出別添2(管理者報告)
在宅支援診療3届出 様式11(管理者報告)
24時間対応連絡の説明文書(例)
在宅医療支援診療所(済生会中和病院)確認書(桜井地区医師会に申請後、中和病院より発行)

以下の近畿厚生局のサイトより、PDF、WORD形式でダウン
ロードできます

在宅支援診療所 施設基準他

尚、年に1回、看取りの数の報告書類は毎年7月ごろ近畿厚生局から送られてくるとのことです

在宅患者急変時の入院受け入れについての連携医療機関の書類の提出は必ず必要というわけではありません。しかし、受け入れ協力の許可は事前に各自・医師会でとっておいてほしいとのことです。(提出するのが理想。)

在宅医療勉強会 第3回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第3回 (桜井地区医師会)を平成27年5月30日(土曜日)15時から18時桜井地区医師会事務局にて開催しました。

10人の応募がありました。

勉強会メモ

・特別養護老人ホームは、胃瘻管理はしていただけるが、点滴依頼を断る傾向にある。
・NHKで、誤嚥性肺炎にたいして治療をしない症例や透析継続を拒否する症例の報道が最近なされた。
・除痛NSAIDとして、ロピオンが病名限定が厳しい場合、アセリオがお勧め。
・ストマ管理専門のETナースとの連携も必要
・血液ガス測定に、小型(約30cm大)のi-START 300F( FUSO工業)購入費140万円(メンテ0円)が便利であるが、室温14-22度の下でしか作動しない。(温度管理が大変)
・寝たきり予防に、訪問看護師に、立ち上がりリハびりを依頼するのもADLの維持に有効
・HOTの依頼酸素業者について、料金を優先するならエアメディックス、大丸エナウィン等がお勧め。利用者が全国を旅行されるなら、大手帝人等がお勧め。
特にエアメディックスは、SASの簡易検査をする際に、直接患者さんと都合のやり取りして調整してくれるので、クリニックで調整する手間がはぶける。
・在宅小児医療については、(患者会などで最新の情報をご存知の)家族からの求められるところが、非常に多くある。
・在宅での発熱に対し、即時点滴対応できないとき、ジスロマックSR成人用ドライシロップ2gが1回空腹時投与で1週間の効果があるのでお勧め。経過を見て、解熱して状態が改善しておれば、往診回数を減らすことにもなる。
・輸血について、発注後クロスマッチを血液検査会社に依頼して
その結果、合わないために、輸血できず廃棄することもあるとのこと。不応性貧血の場合、輸血のためだけに後方支援病院に短期入院依頼するのもよい。
・緩和薬について
フェンタニルパッチは2ヶ月くらいで耐性ができてきかなくなるので注意。高価なものについては、病名漏れがあると査定になるので注意しましょう。在庫が残るとかなり厳しいので、院外処方されている先生が多い。麻薬免許がなくでも使用できるノルスパンなど、事前にe-learningをしていつでも処方できるようにしておきましょう。
・非がん疾患の緩和ケアについて
ALSは発症時に予後は5-7年と専門医が告知。パーキンソンは告知しないことが多い。多系統変性症(進行性核上麻痺)は、QT延長症候群などによる突然死があることを説明しておく。
・死亡診断書について
役所に提出するA3版のものは、市民課戸籍係りでもらっておくこと。午後20時5分の記載はダメ.検案は、2重線で消して印鑑を押す。正式な住所に大字が付くときはこれも記入。(正式な住所に大字がつかないところも田原本町にはある)
施設でなくなったとき、自宅か、介護老人保健施設か間違えないように。住所変更がない場合でもグループホーム・サービス高齢者住宅で亡くなられた場合は、死亡場所は、自宅をチェックしてください。
死亡診断書記入マニュアル(平成27年度版)管理者報告
7頁(4)参照ください

認知症カフェ設立の素案申請について(桜井市)

地方創生の交付金で、認知症カフェの提案をいたしました。

 まだ素案で詳細はこれからになりますが、

市段階では交付金を使っての事業として、

予算化する方向になっています。

 場所は図書館、ふれあいセンター3カ所、中央公民館で、

各施設月1回を週末(土曜・日曜のどちらかで)に開催して、

市内では週末はどこかの認知症カフェをやっている。

後は、看護師さんなりの専門職とボランティアさんを

スタッフでと。

 27年2月4日

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 高齢福祉課

 

 

在宅医療勉強会 第2回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第2回 (桜井地区医師会)を平成27年4月25日(土曜日)15時から18時桜井地区医師会事務局にて開催しました。

13人の応募がありました。

勉強会メモ

・連携するときの往診料金について
・訪問看護に点滴指示を出す時は、週3回未満でも材料費は請求できる(点滴指示料算定不可)
・在宅医療意向確認書はこの教科書の内容でとっておくのがのぞましい。(S39)
・退院時共同指導料を退院カンファレンス時算定する(Iターンの時、死亡退院となったり、施設紹介になったりで算定できないのもある)
・在宅患者連携指導料は、退院後患者宅などで情報交換を行ったときなどに算定。緊急時などのカンファレンス料も算定。
・在宅歯科を導入すると肺炎のリスクがかなり減る
・モルヒネの持続皮下注は、採算のあう方法を検討する
・公安委員会発行の駐車禁止除外指定車の手続きを最寄りの警察でしておくのがよい(申請は警察署)
・連携しておれば、初診看取りも可能(s81)
・訪問看護ステーションは24時間対応のところを選択するのが得策
・在宅医療バイブル(日本医事新法発行)もおすすめ本(アマゾン購入可能)
在宅医療バイブル

目次
Ⅰ 家庭医療学・在宅医療総論
1高齢多死社会と在宅医療
2訪問診療の実際とその意義
3全身状態のアセスメント

4在宅医療の導入
5治療・ケアのシンプル化
6包括的なケア
7継続的なケア
8患者中心の医療の方法
9患者・医師関係の深まり
10家族志向型ケア
11意思決定支援
12多職種協働(IPW)
13訪問看護の実際とその意義
14訪問薬剤管理指導の実際とその意義
15ケアマネジメントの実際とその意義
16歯科医師が果たす役割
17地区医師会が果たす役割
18市町村行政が果たす役割
19在宅医療を支える地域資源
20地域包括ケア
Ⅱ 老年医学
1高齢者総合機能評価(CGA)
2Polypharmacy
3認知症の診断
4認知症の治療戦略
5認知症のステージアプローチ
6認知症の方のBPSD
7口腔ケア
8摂食嚥下障害
9栄養障害
10リハビリテーション栄養
11生活期リハビリテーション
12運動器不安定症
13転倒・骨折
14褥  瘡
15医療介護関連肺炎
16慢性心不全
17慢性呼吸不全
18慢性腎臓病(CKD)
19非がん疾患の軌道学
20東洋医学
Ⅲ 緩和医療学
1痛  み
2鎮痛補助薬
3オピオイドスイッチングや次の一手
4緩和医療におけるインターベンション
5呼吸器症状(呼吸困難・咳・胸水)
6消化器症状(呕気嘔吐・消化管閉塞・腹水)
7食欲不振と終末期における輸液
8倦怠感
9精神症状(抑うつ・不安,せん妄)
10スピリチュアルケア
11コミュニケーション
12がんの軌道学
13生命予後の予測
14ひとが死にゆく自然経過
15在宅コンフォートセット
16ホスピストライアングル
17終末期高齢者への医療ケア
18認知症の方の緩和ケア
19小児患者の緩和ケア
20死亡診断
Ⅳ 在宅医療各論・制度
1各種カテーテル管理
2経管栄養管理
3中心静脈栄養管理
4人工呼吸管理
5悪性腫瘍患者指導管理
6持続皮下輸液
7在宅で可能な検査
8パーキンソン病
9筋萎縮性側索硬化症(ALS)
10精神疾患
11居住系施設における在宅医療
12小児在宅医療
13病院と地域の連携:退院支援
14病院と地域の連携:後方支援機能
15診診連携
16介護保険における医師の役割
17患者の社会背景を理解する
18在宅医療の診療報酬制度
19ICTを用いた情報共有
20虐  待
Ⅴ Q&A

 

次回は、5月30日土曜日15時からです。日本医師会の発行する午後から在宅へ という教材第4章を学習する予定です。

多数ご参加お待ちしております。

がん治療における緩和医療ー包括的アセスメントを中心にー奈良県立医大附属病院緩和ケアセンター 四宮敏章先生 H27.4.4

がん治療における緩和医療ー包括的アセスメント「がん治療における緩和医療ー包括的アセスメントを中心に」奈良県立医大附属病院緩和ケアセンター 四宮敏章先生のご講演(27.4.4)を動画サイトにアップしました。 緩和治療における包括的アセスメントに関するお勧めの著書は現在発刊されておりません。今年の夏に四宮先生が広島の学会で発表される内容で、緩和医療分野のホットな講演内容です。大変参考になります。

多種目連携(医師からケアマネへの問い合わせ)システムついて

現在 ケアマネから医師への伺い ・問い合わせFAXシステムが桜井市で立ち上がっています。今後は医師からのケアマネへの問い合わせシステムをこのサイトで構築していく予定です。具体的には,4月19日 システムベンダー、桜井市高齢福祉課と打ち合わせして、メールで問い合わせが可能なサイトに構築できるか検討したいと思います。

その他、何かこういうシステムがあればよいという提案がありましたら、コメント返してください。           管理者

 

勤務医と地域医療連携 (日本医学会総会 特別企画より)

勤務医と地域医療連携(日本医学会総会 特別企画 2015年4月11日 土曜日 )の講演メモです

 

A 秋田県の報告
慢性期で医療必要度の高い人の施設受け入れが困難。

横手市保健医療福祉総合施設  健康の森  大森市民病院では、11名の常勤医師で約100名 の在宅患者様を担当し、月一回の訪問診療を提供。以下の1・2・3・4を実施。

1退院前カンファレンス

2在宅医療連携カンファレンス (在宅医療支援診療所 の診療所の医師と勤務医とが互いの患者さんの情報交換報告を定期的に行い、勤務医、開業医が学会などに備えて互いに連携する)

3地域ケア会議

⒈⒉⒊これらに加え 、
4.飲みにケーションで相互に言いたいことを言う

その他、
5.医療資源マップの作成、
6.医師とケアマネの密な連携
7.医師をアシストする看護師MSWとの連携も重要

今後は、中小の病院は地域医療連携介護の拠点になるべき

B 大阪府の報告

赤ちゃん救急搬送システム(NMCS  OGCS )は、たった一人の勤務医の先生が大きな携帯電話をもって大阪府全域を365日24時間うけもち、適切な受け入れ病院を紹介することから始まった。他府県からの赤ちゃんの搬送を依頼してくるのが一番多かったのが奈良県であった。

今後 小児在宅医療の推進と小児地域包括ケアの構築が必要。

 

地域包括ケアと医師の使命 (日本医学会総会 特別企画より)

地域包括ケアと医師の使命(日本医学会総会 特別企画 2015年4月11日 土曜日 )の講演メモです

A 元気高齢者活用 育成支援する 。
元気高齢者がもっと元気になる 、いつまでも元気でいる 、そういう支援が今後必要

B 病院に入院し、心不全を治ったが 認知は進み ADL低下。これに対する対策として、入院と同時に退院支援を行い、退院支援も、今後は看護師が中心的な役割担う。
ほとんどの2次病院は、地域包括支援病院、在宅支援病院などへ、そして一部が高度急性病院へ移行する時代がくる。

C かかりつけ医の意識革命が必要
在宅医療のニーズは増えるもこれに携わるかかりつけ医はむしろ減少するという課題を京都府は持っている
これからは、医療しか知らないかかりつけ医は失格 、介護しか知らないヘルパーも失格 。今後は、医療と介護の統合 される必要がある。即ち、各職種の相互の歩み寄りますが必要となってくる。
例えば褥瘡は出来てから医師に紹介するのではなく 、食べれない・動けない状態がつつけば発生することをも知って、褥瘡の発生予防のアドバイスも、積極的に行っていかなければならない。

D 市町村と医師会の協力関係が今後重要で 都道府県はこれをしっかり支援していく必要がある

認知症にアロマセラピーが有効であるという報告について

鳥取大学医学部浦上克哉教授が、認知症にアロマセラピーが有効であるという報告をされております。この他、運度や日記も有効との報告があり、サイト紹介しておきます。

http://www2f.biglobe.ne.jp/boke/DJ19-1-1.pdf

http://www.cjrd.tottori-u.ac.jp/seeds_cgi/files/20110509135656_pdffile02.pdf

http://www2f.biglobe.ne.jp/boke/DJ19-1-1.pdf

 

 

車中より                    木下

 

桜井市 認知症カフェ事業 認可平成26年6月より始動予定

桜井市 高齢福祉課 から 県の方へ 事業申請していただいた認知症カフェ事業が認可されました。市内 4箇所で、認知症カフェが開設され、認知症相談や認知症の予防に取り組む事業です。地域包括ケアに関わる多種目の方が 応援し 見守っていきましょう。

PS  年度末の多忙な時期に 申請 、Y部長 I 次長 H次長を始め  高齢福祉課の職員の方々、有難うございました。

在宅医療勉強会 第1回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第1回 (桜井地区医師会)を平成27年3月28日(土曜日)15時から18時桜井地区医師会事務局にて開催しました。

16人の応募があり、10人の先生方が集合。第1回目は、各先生方の在宅医療に対する考え方や、在宅医療の問題点について議論しました。

緊急時、即時対応とれないときにどうするのかという対処の方法や、看取り医療について、どこまで行うかなどについて、いろんな意見を出していただきました。各先生方で温度差があることもわかりました。在宅医療の請求の方法がわからないというのも在宅医療が広がっていかない原因の一つであることもわかりました。
地区医師会として、今後、勉強会を継続するなかで、在宅支援診療所の(3)がいくつか増えることを目標としたいと思います。
いろんな医療機器の使用法も、各業者に協力していただいて、参加いただく先生に説明していただく予定もしております。

次回は、4月第4土曜日15時からです。日本医師会の発行する午後から在宅へ という教材第1-3章までを学習する予定です。 多数ご参加お待ちしております。

 

お薬手帳の今後について

現在、奈良県ではお薬手帳を薬局や病院でいただいてノートなどの紙媒体で薬剤情報がわかるようになっています。3.11の東日本大震災のときに、お薬手帳をもたないが、スマートフォンをもっている被災者が多くいらしゃったことから、 今後この情報がサーバー管理され、この情報がスマートフォンで取得されるシステムが全国で広がっています。

薬剤のサーバー登録の無料アプリは何種類かありますが、なかでも全国的に広がっていきそうなものとしてSTNeT(IT推進部マネージャー横田貴文様0878872452)が提供する無料(患者様は使用料0円)アプリがあります。近畿圏では、大阪府と京都府ですでに導入され、2015年3月22日の時点で全国の20の都道府県が前向きにこのシステムの導入を検討しております。各都道府県の薬剤師会が、このシステムの導入するにつれほかのチェーン店薬局が提供するアプリはマイナーなものになっていく可能性があります。

大阪府お薬手帳(大阪府薬剤師会提供)

スマートフォンで版お薬手帳(管理者報告)

 

 

在宅医療推進のための桜井地区(市)医師会と桜井市の連携について 桜井地区医師会副会長 菊川政次先生発表(平成27年3月13日)

桜井地区医師会副会長 菊川政次先生が 奈良県医師会で、奈良県との在宅医療意見交換会で 発表されたスライド原稿です。

在宅医療推進のための桜井地区(市)医師会と桜井市の連携について 桜井地区医師会副会長 菊川政次先生発表  H27.3.14

認知症診療のコツ 済生会中和病院 脳神経外科部長 仁木陽一先生の講演内容(平成27年3月7日)(医師へ)

認知症診療のコツ 済生会中和病院 脳神経外科部長 仁木陽一先生の講演内容(平成27年3月7日)をスライドショーにしております。日常診療にお役立て下さいとのことです。

参考動画の中の医療参考動画の中にスライドショーがあります。

桜井市の要介護認定率とサロンの相関係数について(部分抜粋)

介護認定率相関係数26年桜井市(管理者報告)

4箇所の部分抜粋ですが、サロン開催数と要介護認定率とは、相関係数ほぼー1と極めて高い負の相関を認めています。

桜井市芝の要介護認定率は15%。桜井市全体が18%なので3%低い。この要因として、高齢者のサロン活動が市内で最も盛んな地域であることがあげられる。しかし、サロンの参加者の平均年齢が92歳であり、サロンの今後の運営が危ぶまれている。運営の中心になるかた方もご高齢で、来年以降の運営継続について不安な声も上がっているようです。地域福祉相談員・社会福祉協議会を筆頭に行政、包括などは、ご多忙の中、至急、運営継続についての支援策をご検討お願いいたします。

今後、サロンのチェック項目については、運営の中心となる方の年齢と運営を時期継承するサブの方についての情報(有る無し・年齢)も必要項目と考えます。

 

 

桜井市の各自治会の高齢者サロン(ふれあいサロン)の活動状況<平成26年度>

 

平成26年度ふれあい(高齢者)サロン活動状況

(上記表をみると芝が年間サロン実施回数47、朝倉台が42と他自治会と比較して抜きんでています)

3月9日社協・高齢福祉の方に赴いて、次長・主幹・局長に会い、3月の民生委員と4月福祉委員の全体会議で高齢者サロンの立ち上げが必要なことと立ち上げに協力していただくよう啓蒙していただくことをお願いに行ってきました。

サロンの立ち上げについては、桜井市では主に福祉委員(各自治会に3名)が中心になっているようです。

http://www.sakuraisyakyo.jp/

和歌山地区で在宅医療に積極的取り組まれる安川修先生紹介

安川先生のご都合がつけば平成27年8月1日の医療と介護を繋ぐ会のご講演を依頼する予定です。メッセージノートなどについての講演も聞きたいですし、ギターの弾き語りも聞いてみたいですね。

安川 修 先生プロフィール

安川診療所院長。泌尿器科専門医。医学博士。 昭和28年生まれ。蟹座、AB型。昭和54年、和歌山県立医科大学卒業。同大学泌尿器科学教室に入局。大学付属病院、赤十字病院、リハビリテーションセンター、市立泉佐野病院、岸和田市民病院等の泌尿器科で勤務。平成5年、和歌山県初の老人保健施設に勤務し、そこで和歌山県初の訪問看護ステーションの立ち上げに参加する。平成8年、岩出市に西国分で泌尿器科診療所を開設。年間、延べ2千件を超える在宅医療が中心の診療所で、泌尿器科以外の往診や在宅での看取りも行っている。  講演のなかでギターの弾き語りもされ、先生の日々の看取りの中で生まれた、優しい歌は、生と死と人の温かさをおもう、かけがえない時を与えてくれます。 年間、延べ2千件を超える在宅医療が中心の泌尿器科診療所で、泌尿器科以外の往診や在宅での看取りも行っている安川氏。住み慣れた地域でその人らしく充実した人生を生きるために、今、私たちにできること、すべきことは何なのか。

安川先生の最近の講演・・・・・・・・・・・・・・

講演;特別企画「死と向き合い、生を考える」集い 第15回  2014年11月22日
「死というものを身近に感じることで、人ははじめて自分の人生を大切にするようになる」-その思いのもとで始まった特別企画「死と向き合い、生を考える」集いの第15回。 岩出市唯一の泌尿器科診療所として、また、近隣の医療機関と協力し、地域医療ネットワークを築き、地域医療に取り組んでいる安川診療所院長の安川修氏を講師にお迎えします。 安川氏は、今年3月から那賀振興局等で配付された「メッセージノート」の作成に携わった「家に帰ろう実行委員会」の会長も務められました。 「家族も本人もノートに書くことで死に対する準備を始め、家庭で安心して看取られる環境をつくって欲しい」と呼びかけていらっしゃいます。長年、地域医療に取り組んでこられた氏とともに、考え、そして、語り合ってみませんか。

在宅医療 介護にかかわる地域の課題について県に言うべきこと募集

平成27年3月  13日に奈良県医師会館に於いて、在宅医療と介護における地域の現況と課題について、奈良県の聞き取りがあります。桜井地区については、菊川副会長が、在宅医療推進等についての現況を発表紹介されます。課題については、私木下が、事前に、このサイトでいただいた皆様のご意見や、いろんな会議ででた課題などを 報告させていただく予定です。もし、これだけは、というご意見や課題があれば、コメントください。このサイトでコメントしにくい場合は、下記までメールください

ishikai@kinoshita-iin.jp

 

高齢者用の社会資源マップについて

木更津市の社会資源マップ

http://www.nakago.or.jp/socialmap.html

 

木更津市の高齢者対象社会資源マップには介護予防の拠点が掲載されております。国が、要支援者の予防給付を削減していく中、認知症カフェや高齢者カフェを充実させ、このような介護予防の拠点を増やし、そのマップを作成し、関係機関に置いて、住民に熟知していただくような総合事業を進める必要があります。 木更津市のこのようなマップに、サロンの内容、対象者や、開催日時、さらに、独居高齢者に有用な生活支援サービスなどを加えたものがあれば、便利だと思います。 高齢福祉課と社協が地域ケア会議などで密に連携してこの事業を進める必要があると考えます                                 桜井地区医師会     木下

第一回宇陀市在宅医療推進講演会~最期まで我が家で暮らしたい~(2月8日)の報告

2回席も満席になる市民参加がありました。他の講演と同じ市民への宣伝(ケーブルテレビ・広報・送迎バスありなど)だということですが、在宅医療への市民の関心の高さに驚かされました。第1回宇陀市在宅医療推進講演会(管理者報告) 講演 メモ(管理者による内容部分抜粋)
❶宇陀市  在宅医療の現状
;宇陀地区医師会副会長 加藤クリニック 加藤久和先生

宇陀地区医師会の内科医の平均年齢は、70歳をこえる。今回、25医療機関の 中から18医療機関からアンケート回収し、眼科を除く16医 療機関が往診をおこなっている。
生老病死ではなく、生老病介護介護介護死。在宅医療では、地 域包括システムの構築が重要。
かかりつけ医・在宅医をもちましょう。
❷住み慣れた地域で最期まで暮らし続けるために
;東近江市永源寺診療所 花戸貴司先生
小児科の先生がいろんな研鑽をつまれ、NHKで紹介されるほど熱心な在宅医療を行っておられます。
あなたの専門は何ですか?という問いに、私の専門は永源寺地区ですと返答される先生です。
地域包括支援システム=地域まるごとケアシステム
中等症の認知症患者であっても、地域の支え(ご近所等)の協力があるので、月1回の訪問診療しか行っていない。グループホームにも施設にもお世話になられていない患者様の紹介がありました。
不治の病で在宅に帰ってこられたら、元気度を増やせばいい。
薬剤師の先生に協力いただいで、お薬手帳を大きくして、緊急時の申し送りを記載し、カルテのコピーを貼る工夫をしている。

公助;生保   低所得者への支援
共助;医療保険・介護保険
互助;ご近所・ボランティア・家族
自助;自立支援・セルフケア・社会参加

互助と共助が地域づくりが大変重要。

❸フォトジャーナリスト 国森康弘先生
核家族化してゲームの影響を受けている子供たちは3度までは生き返れると思っている。
祖母の老いと死をみていった恋ちゃんは、「死んだら二度といきかえらない」という 。でも恋ちゃんは更にいう。「おばあちゃんは自分の心の中で生きている」
染色体異常の病気で生後33分でなくなった赤ちゃんのお父さん曰く「時間という長さではなく   深さでこの子を愛したい 」

桜井地区からは,吉江会長・菊川副会長・坂根先生・木下が医師として参加、桜井市から高齢福祉課石田次長、その他PT中川先生、ケアマネさんが多数参加されていました。

 

 

 

 

認知症サポーター養成講座(動画)

初めての方は、 認知症について知ろう(動画20分:福祉チャンネルより)(一般向け)をご覧になられてから、見られるとわかりやすいです。

オレンジリングイベント認知症サポーター養成講座

認知症サポーター養成講座−1.認知症とはどんなこと.mov

2認知症対応劇 その一 ずっこけ一座.mov

3 認知症対応劇 その二 ずっこけ一座.mov

4.認知症になった人の気持、声の掛け方.mov

5.声を掛け合える街 中央区.mov

6.認知症予防策.mov

 

 

 

 

 

 

認知症について知ろう(動画:福祉チャンネルより)(一般向け)

認知症について知ろう①-⑤&認知症テスト(HDSR)(約20分)

上記サイト特に⑤認知症の接し方をみて、認知症キャラバン・メイト・ボランティアになろう

その他参考サイト

認知症老人のコミュニケーション・ケア

よくわかる認知症講座「生活場面で対応を工夫する」

認知症ケアの基本視点~心に寄り添うケアを中心に

高齢者サロンの介護予防事例報告(健康体操にとりくむ大東市や岡山県総社市は、要介護認定率の低下を認めます)(行政へ)

介護予防事例(厚労省)(管理者報告)

上記サイトをまとめますと

1.スポーツ組織への参加が多いほど、転倒率が低くなる。

2.趣味関係のグループへの参加率が高いほど,うつ傾向になりにくい

3.ボランティアグループへの参加率が高いほど、認知症予防になる

4.認知症予防のコグニサイズという運動がある(国立長寿医療センター)

桜井市では、いろんな形でサロンが行われていますが、厚労省のデーターから、それぞれにいろんな効果があることが裏付けされています。 大東市のデータを見ると、要介護認定率の低下に1などの健康体操が大きく関与しているように思います。

ボランティアに参加して、準備運動として、健康体操をし、趣味を楽しんで、締めはコグニサイズで認知症予防。
そんなことをするモデルサロンが立ち上がればいいですね。

1.4.については、PT中川先生から教えていただきました

桜井市医師会 木下

ボランティア募集に介護ポイント制度導入を取り入れているところも増えてきています(行政へ)

横浜市  http://ikiiki.kanafuku.jp/volunteer/9-2009082706.html

生駒市は、京都府のように学生ボランティアは多くありませんが、ボランティアを上手く募集確保しています。

介護ポイント制については、いろいろ賛否があると思いますが、紹介させていただきます。

 

 

生駒市は現在高齢者サロンが43箇所あり、この3月より認知症カフェ(オレンジカフェ)が1か所立ち上がる予定です。特に高齢者サロン設立マニュアルは参考になると思います(管理者報告)

生駒市は現在高齢者サロンが43箇所あり、平成27年3月より認知症カフェ(オレンジカフェ)が1か所立ち上がる予定です。県の事業費はあてにせず、市で予算を組んで取り組むとのことです。

生駒市が住民に高齢者サロン設立マニュアルを公開提示しております

以下は、生駒市のHPより

高齢者サロンの設立マニュアル「サロンを立ち上げたい」を作成しました

表紙イメージ

 生駒市は地域でのつながりの場「サロン」の設立や開催、運営についての、わかりやすいマニュアルを作成し、新規サロンの設立をより一層サポートします。現在、市内のサロンは43か所ですが、将来的には、各自治会に1か所以上の設立を目標としています。また、サロン開設後も相談窓口となって、更なる活性化を目指します。

1.サロンとは
高齢者が、自分で歩いて行ける集会所(自治会館)等に定期的に集まって、元気づくり、健康づくりのための活動を行う場で、地域のボランティアの方々により運営されています。これにより、高齢者の方が住み慣れた地域の中で生きいきとすごせるよう、顔の見える関係を築き、地域でのつながりが広がることを目的としています。

2.対象者
地域にサロンを立ち上げたい、また、そのお手伝いをしたいと思っている方

3.内容
サロンの立ち上げがスムーズに行えるよう、サロン開設までの流れをフロー図で説明し、サロン開設後のバックアップ等についてもわかりやすく記載しています。

4.配布場所
高齢福祉課(1階8番窓口)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

田中保健婦さんから教えていただいたメモ

1.立ち上げには、ボランティアなどの研修会を終了された方がこれに当たる。
2.ボランティア保険  300-450円/年加入斡旋
3.生駒市は、桜井市と同様、地域包括支援センターは委託型であるが、毎月市役所で行う地域ケア会議と、点在する地域包括支援センターなどが行う地域ケア会議があるとのことです。

 

 

インフルエンザB型患者がでました。(管理者報告)

インフルエンザB型患者がでました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

奈良市では、インフルエンザ患者の2%がB型です

インフルエンザ情報

昨日(2015年2月1日)の感染者数   集計率:12.9%

合計 人数 先週平均 集計済み
医療機関数
0
(A型0% B型0%)
51
(A型98% B型2%)
4機関
(全31機関中)

※A型には新型インフルエンザも含まれます。 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

例年よりB型インフルエンザので始めが早く、本年はA、B、両方、罹患される方が多くそなりそうです。

ワクチンの効果も例年より弱い感じがあります。

皆さん、手洗い、うがい、マスクをして注意しましょう。

認知症カフェ運営メモ(管理者報告)

1人材確保と育成
人材確保;福祉相談員・社協・民生・包括・ケアマ・ボランティアネ他
学生ボランティアの確保については、(京都府ほど奈良県は
大学が多くありませんが、)奈良県下の大学・短大・専門学           校に募集をかけるのはどうでしょうか?
宇陀市の介護ポイント制度を取り入れて人材確保する方法も

人材育成;認知症についての研修(福祉相談員・ボランティアなどについては)を先行させる

2、場所の確保
地域型の場合、学校の空き教室・公民館を利用して
地域型の場合は、予約なしでされているとのことでした。

3、事業費
2018年までは、県の事業費、(だめなら総合事業費予算確保)
2018年度以降は自治体の総合事業費予算
4、広報;広報誌・チラシ・医療機関へのポスター

5、カフェの運営・サービス内容

他自治体を参考にしてください。

6、その日の課題を挙げる
オレンジカフェのつぶやき(カフェによっては、サポートが     適切であったかビデオをとるところもあるようです)
つぶやきメモの例;散歩から帰った後、「元の席にお戻りください」というのは不適切。こちらへおかけくださいが正解
ご協力いただく方に研修を繰り返すことが重要

7、サービス対象者
身体介護を必要としない。
見守りでほぼ自立しているのが条件
認知症が進行すれば、他のサービスへ紹介

 

認知症のケアパス作成が急がれます。(行政へ)

一次・二次予防のためのサロンや、オレンジカフェ(認知症カフェ)がないと認知症のケアパスが作成できません。

❶大分県中津市のケアパスわかりやすいです。
認知症ケアパス(大分県中津市)

❷認知症ケアパス作成の手引き詳細版
2013年9月発行 
平成 24 年度 厚生労働省老人保健健康増進等事業 認知症ケアパス作成のための調査研究事業
平成 25 年度 厚生労働省老人保健健康増進等事業 認知症ケアパスを適切に機能させるための調査研究事業 認知症ケアパス作成のための手引き
■ 編集 認知症ケアパスを適切に機能させるための調査研究事業検討委員会 

「認知症カフェ開設の手引き(タイトル未定)」が「第3回京都式認知症ケアを考えるつどい」の場で発刊・発売開始される予定(行政へ)

「認知症カフェ開設の手引き(タイトル未定)」が2015年2月1日の「第3回京都式認知症ケアを考えるつどい」の場で発刊・発売開始される予定です。イギリスのアルツハイマーカフェ、メモリーカフェの手引きの日本語訳も収載されます。

認知症カフェ設立に下記のQ&Aがいろいろ参考になります。

・認知症カフェをなぜオレンジカフェというのですか?

・認知症カフェとはどのようなところですか?

・認知症カフェに来るのはどのような人ですか?

・認知症カフェのスタッフはどのような人ですか?

・認知症カフェに何らかの効果はあるのですか?

・認知症カフェはほぼ毎日開いていますか?

・認知症カフェには専門的なスタッフが必要ですか?

・認知症カフェのスタッフになるには研修が必要ですか?

・普通の喫茶店で認知症カフェができますか?

・オレンジカフェはなぜオレンジという言葉を使うのですか?

・認知症カフェの収支はどうなっていますか?

・認知症カフェを開くために保健所に届け出る必要はありますか?

・認知症カフェとデイサービスの違いは?

・認知症カフェは要介護認定を受けないと使えませんか?

・認知症カフェは認知症の本人が行くところですか?

・認知症カフェには認知症の人を見守る家族も行ってもいいですか?

・認知症カフェで認知症サポーター講座を行っていますか?

・私の家の近くにも認知症カフェはありますか?

・認知症カフェは他の国にもあるのですか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

参考サイト

http://kyotobunsyo2012.jimdo.com/%E7%AC%AC3%E5%9B%9E-%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%BC%8F%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87%E3%82%B1%E3%82%A2%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%A4%E3%81%A9%E3%81%84/

問い合わせ先

  事務局

〒601-1371 京都市伏見区醍醐上ノ山町11  

社会福祉法人 同和園内

TEL:075-571-0010

FAX:075-571-0473

E-mail:kyotobunsyo2012@gmail.com

URL  http://kyotobunsyo2012.jimdo.com

                                 担当者 橋本・孫

 

奈良県認知症ケア専門士会研修会~オレンジカフェ運営の実践~(講師高木はるみ先生) 報告 27.2.1

奈良県認知症ケア専門士会 研修会 案内 27.2.1(管理者報告)

演題;認知症患者を在宅で支える・多職種協働で認知症専門士が果たす役割と実践~認知症専門士がオレンジカフェ今出川でかかわる意味~

講師  高木はるみ先生
NPO法人オレンジコモンズ理事 主任介護専門員
PS.認知症先進県京都府で「第3回京都式認知症ケアを考えるつどい」があるのに、わざわざ奈良にお越しいただいてご講演を賜りました。

オレンジコモンズの主な事業をご講演のなかで紹介されました。

1.認知症の人やその家族が気軽に集える場を作ること。

 

居場所型認知症カフェと地域型認知症カフェを運営します。
 *居場所型カフェとして、「オレンジカフェ今出川」を開いています。
原則毎週日曜日10時半~15時半
来店には前日までに連絡をお願いします。
(詳細は、オレンジカフェ今出川の案内参照)
居場所型カフェでは、

  • 認知症の人同士がリラックスした雰囲気の中でお互いの交流をしたり、日頃の困り事の相談や、自分が得意な趣味の実力を発揮したりします。
  • 認知症の人の家族も、集まって、日頃の悩みや相談事を話し合ったり、専門職から情報をえたりします。趣味を生かした活動
    運動を兼ねた散策
    *地域型カフェとして「オレンジカフェ上京」の運営に協力します。
    月1回 日曜日の14時~16時
    (詳細は、オレンジカフェ上京の案内参照)

地域型カフェには、

  • 認知症と診断を受けた人やその家族、あるいは認知症が強く疑われる症状で相談したり、学んだりしたいと思っている本人や家族が集まります。
  • 専門職のミニレクチャーや楽しいコンサートなどの催しとともに飲み物を飲みながら歓談する時間があります。

2.認知症カフェ運営のための様々なコーディネートを行います。

認知症カフェを運営するためには、認知症の人や家族が安心して来ることができるような準備や、地域の人々の理解を促進すること、地域の専門職やボランティアの力を結集することなどが必要になります。

  認知症の人や家族が安心して来ることができるようにするためには、そこに関わるスタッフが、認知症のことや家族の気持ちなどをよく理解していることが重要です。そのための研修を繰り返し行います。

本人や家族が居心地の良い場所と思えることが大事です。カフェに来て良かった!と思ってもらえるよう、環境作りや場面作りを行います。

人によっては、カフェに来るのも勇気がいるもの。催しの構成を考えたり、案内ハガキの工夫や、案内の声かけなどを工夫したりしていきます。

 地域の人々の理解を促進するためには

カフェを継続して運営すること、それ自体が地域の人に認知症をもっと知ろうという気持ちを抱いてもらうきっかけになります。

地域の専門職やボランティアと協力して、認知症サポーターになる人を増やす活動を行っていきます。

地域の専門職やボランティアの力を結集するためには

日々の仕事に忙しい地域の専門職(医師、介護福祉士、看護師、社会福祉士など)もきっかけがあれば連携できるもの。そのためのつながるマインドを盛り立てていきます。

認知症という病気は、なかなか受診や相談のきっかけを見つけるのが難しい面があります。民生児童委員や地域のボランティア等、地域に密着した人材との絆を育み、専門職ネットワークとの相互作用を生むように力を発揮します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

奈良県市町村別、認知症メイト・サポーターの人口比(管理者報告)

http://caravanmate.com/index03-4.pdf
(奈良県は20-21頁参照)

桜井市の課題として、メイト+サポーターの人口比は他の市町村より高い。メイトの活動率は、天理市・橿原市よりかなり低い。
サポーターは、かなり以前に講習をうけてそのまま活動しないままで現在に至るかたが多いのではという課題があるように思います。

認知症カフェのあり方と運営について(平成24年度老人保健健康増進等保健事業)

http://www.alzheimer.or.jp/webfile/cafe-web_0001.pdf

カフェの7つの要素と10の特徴だけでなく、年間運営費、支援人材の内訳等が紹介されています。各自治体に一番合う方法を参考にするのがいいと思います。とても参考になります。

特に45ページは、運営形態の違いによって提供されるサービスがどのように違うのかよくまとめられています。

カフェでは、認知症の方は認知症として扱われるのではなく一人の人として扱われる点が、デイケアと違うところです。

奈良県内の24時間対応の在宅支援診療所等がわかるサイトです

24時間対応が必要な患者様がいらっしゃって、在宅支援診療所をお探しになられる場合は、2つの下記サイト❶❷をご参照になってください。今のところ、近畿厚生局のサイトでご確認されるのが正確です。

http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kinki/gyomu/gyomu/hoken_kikan/documents/1nara-sisetukijun-ika.pdf  (奈良県)近畿厚生局資料より

平成27年1月現在在宅支援診療所近畿厚生局(管理者報告)(桜井地区)近畿厚生局資料より

在宅支援診療所には 1・2・3の3種類があって、1・2は強化型機能や看取り数基準をクリアしたものです。上記サイトで在宅支援診療所は支援診と表記されています。現在、桜井地区には、12の在宅支援診療所があります。

https://www.qq.pref.nara.jp/qq29/qqport/kenmintop/hospital/fk9020.php  奈良県なら医療情報ネット (一般市民向け)

上記サイトに 在宅医学総合管理 をチェクし  次ページに進み 地区を選択すると 在宅支援診療所が出てくるはずですが、何かの理由で 各医療機関登録していないのが、現況です。尚、24時間対応されている診療所であっても、在宅支援診療所として申請されていない診療所もあります。

施設治療から在宅治療への流れは、今後 国の施策により益々強くなる傾向にあります。桜井地区医師会としても 、地区内の在宅支援診療所が増えやすいように、在宅医療推進の事業を27年2月3日に申請いたします。また、事業の中で公的サイトへの登録も促していきたいと考えております。県の事業認可は秋頃の予定です。

県医師会と知事の関係もあり、申請認可までのハードルは高いです。

奈良県における認知症カフェの現況(情報提供)

大和郡山市が月2回認知症カフェを運営しています

関連サイト

❶  認知症カフェの定義が曖昧であるという県 の課題についてhttp://blog.livedoor.jp/haruiris-pokupoku/archives/51416023.html

❷2013年11月より大和郡山市において運営http://www.yuuakai.com/cafe/  

❸認知症カフェに関する研修会   http://www.nicori.or.jp/cat2_1316.html

 

 

 

 

 

在宅医療推進のための医療機器貸出制度について(医師へ)

平成27年度 在宅医療推進のために 高価な医療機器の研修用貸出制度を県に事業申請しようと考えております。

全く経験したことのない在宅医療スキルを病院から依頼された時に 会員の先生方がストレスなくこれに 取り組めるように この貸出制度を 奈良県の方に事業申請(期日2月3日)しようと考えております。

今のところ 申請しようと検討している医療機器は 輸液ポンプとPCAポンプです。

こんなものが研修のための貸出制度にあればいいというものがあれば  教えてください。

平成26年度について は、このサイトの運営を含めた事業を申請しましたが、却下。平成27年度の事業申請に再度トライします。

桜井地区医師会 木下

 

第47回 近畿地区医師会共同利用施設連絡会議の報告(奈良県からは菊川副会長が発表)

桜井地区医師会からの演題は、桜井地区医師会 菊川副会長が「桜井市医療センター活動の現状と課題」について発表され、❶桜井市医療センターの古くなった検診車(7000万円)の購入資金確保の課題❷訪問看護ステーションさくらの課題(マンパワーの確保)等について説明されました。京都市右京区医師会訪問看護ステーションからも、❷と同様の課題が発表され印象的でした。

その他、大阪・兵庫・和歌山からも演題が発表されましたが、地域包括支援システムの情報共有ツールとして、滋賀県が、県全域でネットワーク構築をすすめたシステム紹介されました。発表は、診療所や薬局、介護事業所などが参加する県医師会の在宅療養システム「淡海あさがおネット」についてでありましたが、奈良県に比べあまりにも進んでいる状況にすくなからず驚きました。

 

滋賀県県全域でのネットワーク構淡海あさがおネット築 びわ湖メディカルネットについて

滋賀県各地の病院と診療所などをネットワークで結び、患者の電子カルテなどを共有する「県医療情報連携ネットワーク(びわ湖メディカルネット)」の運用が2014年7月から始まりました。医療情報だけでなく在宅介護に関する情報も含めた県全域でのネットワーク構築は全国初といいます。
超高齢社会に備え、地域を超えて在宅での適切な医療を提供できる連携体制を整えるため、2011年度から検討を開始しておりました。滋賀県内の大規模病院や県医師会などでつくるNPO法人県医療情報連携ネットワーク協議会が運営主体となりました。がんや脳卒中などの急性期医療から在宅医療へ円滑に移行できるよう、大規模病院が患者の同意を得て診察履歴や検査結果などの情報を提供、地域の診療所の医師らが閲覧することができます。従来に比べ、より迅速に詳細な情報を把握し、診療に生かすことができるようになります。診療所から病院を紹介した場合も、紹介先での医療内容や検査結果などをすぐに確認できるのが利点だといいます。
ネットは診療所や薬局、介護事業所などが参加する県医師会の在宅療養システム「淡海あさがおネット」とも連結しており、患者の状態に合った介護サービス提供につなげることができます。
また、県立成人病センターの遠隔病理診断システムや滋賀医科大の脳卒中データベースシステムとも連結し、高度専門医療から在宅医療・介護までの情報を一括して共有できるようにしました。
運用開始に当たって、大津赤十字病院、済生会滋賀県病院など県内の主な大規模病院21カ所が情報提供病院として参加しました。閲覧できるよう登録したのは県内の診療所のほぼ半数の約400に上ります。
NPO法人県医療情報連携ネットワーク協議会の笠原吉孝理事長(県医師会長)は「人生の最後を家で過ごしたいという患者の願いをかなえるためには、1人の医師だけでなく多職種のチームの力が必要で、情報の共有が欠かせません。より多くの病院や診療所の参加を呼び掛けていきたい」と述べられています。
協議会参加者;吉江会長・木村理事・森係長・木下

退院カンファレンスに出席しにくい場合、skypeの無料テレビ会議システムの使用はどうでしょうか(管理者報告)

Skypeには、複数のユーザーによるグループビデオ機能が提供されているが、以前は有料だったこのサービスが2014年4月28日(米国時間)からは無料となり、使いやすくなった。同時に9人(最大5人を推奨している)までのビデオ通話が可能なので、複数拠点を接続したテレビ会議も可能となっている。ただしビデオ通話分数は1カ月当たり100時間、1日最長10時間、1通話ごとに最長4時間までに制限されている。この時間を超えると、自動的にビデオ通話から音声通話に変更されてしまうが、まずこれは問題ないと思う。

Windows 8から標準機能となったインターネット電話サービス「Skype」。iOSやAndroid向けのアプリも提供されており、さまざまなデバイスでSkypeを使ったインターネット電話が利用できる。同様のサービスには、Googleが提供している「Google+ Hangouts」やLINEの「LINE」などもあるが、SkypeはWindows 8以降では標準で搭載されており、MicrosoftアカウントがあればSkypeアカウントを取得する必要もないことから、他のサービスに比べて利用のハードルはかなり低い。

詳細
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1406/13/news056.html

茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター 看護局長 角田直枝先生;「病院と地域で患者さんの心を繋ぐ在宅以降における支援の在り方」についてご講演

2015年1月11日桜井保健所主催の地域在宅医療・包括ケア連携会議(多職種関係職員研修会)が開催され、茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター 看護局長 角田直枝先生が、「病院と地域で患者さんの心を繋ぐ在宅以降における支援の在り方」についてご講演されました。

心に残った内容を列記します。

❶医療と介護を繋ぐ、中核的な存在は、訪問看護師である。
❷奈良県には、訪問看護師が500名しかいない(看護師の3%)
❸今後、病院勤務の看護師(7対1部門)の半分は国の施策で失職する
❹病院は在宅との違いを知らない
❺入院時に退院支援退院調整を
❻時々入院、ほぼ在宅

→これについて、要支援状態で退院されてくる患者様の社会資源の整備と、在宅医療・退院カンファレンス充実整備が急がれるように思いました。特に社会資源の整備については、現在の社会資源の把握、今後必要となる社会資源のニーズを早急に行政が調べていただき、行政のTOP・議会にこの整備の必要性を提言し、予算付けおよび執行をしていただく必要があると思います。行政職員が以前の3分の2まで減っている自治体もあることを考えれば、高齢福祉介護に関係する部署においては、既存の業務をこなしながらあたらしい総合事業への取り組みが業務負担になり、適正な人員配置をすべきと考えます。人事もTOPもこの事業への取り組みが遅れることの危機感がないように思います。在宅医療については、医師の高齢化とスキル研修システムの問題・退院カンファレンスについては、かかりつけ医・勤務医が出席できにくい現況をどうするのかという課題があります。

角田直枝先生の著書;

“訪問看護”で変わる希望の在宅介護

 内容紹介

訪問看護を利用して介護の負担を減らそう 多くのお年寄りが自宅での生活を希望し、国の政策が在宅療養を促す方向にシフトしていることもあって、自宅で介護と医療処置を受けるお年寄りが増えています。そこで、お年寄りの介護と生活支援と医療を合わせた総合的なケアが求められおり、医療と介護をつなぐ要といえる「訪問看護」の重要性は高まっています。、しかしながら、介護保険で利用できる訪問看護サービスについて、認知度・利用度はまだまだ低く、全国に400万人以上いる要支援・要介護のお年寄りのうち、32万人ほどの利用にとどまっています。
本書は、医療と介護の両方の現場の実態を熟知したスーパー看護師が、訪問看護のメリットと利用法をていねいに教えます。訪問看護をかしこく活用すれば、介護されるお年寄りと介護する家族の負担を減らし、不安や悩みを解消できるでしょう。訪問看護をケアプランに加えることによって、介護されるお年寄りと介護する家族の負担が減り、みんなが「ありがとう」と言えるような在宅介護が可能になってきます。
介護で頑張っているご家族だけでなく、ケアマネージャーさんやヘルパーさん、そして訪問看護師たちにも、有用な内容が満載されています。

 

済生会中和病院今川院長先生の講演;「地域中核病院における在宅支援の取り組み(地域包括支援病棟)」ー理想の看取りと死に関する研究(国際比較)ー

2015年1月11日桜井保健所主催の地域在宅医療・包括ケア連携会議(多職種関係職員研修会)が開催され、済生会中和病院今川院長先生が、「地域中核病院における在宅支援の取り組み(地域包括支援病棟)」についてご講演され、理想の看取りと死にかんする国際比較についてご説明され、日本は理想と現実のギャップが世界で最も大きい国であることを指摘されました。

参考となる国際比較のデーター(講演では平成23年度国際長寿センターの資料を提示)が記載されておりましたので、下記に紹介しておきます。
理想の看取りと死に関する国際比較研究(管理者報告)

上記報告書のなかで、各国の特徴は
• 各国とも、自宅で本人の意思に基づく
看取りが理想だがギャップはある
• 日本、韓国、チェコ(3国には看取りの法
律等がない)、イスラエルは終末期と認
める時期が遅く、人工栄養を使用する
傾向。
• イギリス、フランス、オーストラリアは早
くから終末期と認め、人工栄養も使用し
ない傾向

また、日本は、安楽死・終末期に関する法律の整備も諸外国に比べて遅れているようです。このため、癌患者以外については、終末期治療の展開のさせ方が主治医によって多様で、問題になるケースも今後あるのではと懸念しています。

 

 

 

 

市町村における地域包括支援システム構築のプロセス(厚労省25年8月)(行政へ)

地域包括ケアを支える構築マニュアル(栃木県)(管理者報告)市町村における地域包括支援システム構築のプロセス(厚労省25年8月)(行政へ)

上記の厚労省のものに加え、栃木県が主導で作成したものを参考にすると、非常に具体的な作業が明記されており、構築手順がわかりやすいです。都道府県によっては、積極的に構築プロセスを具体的に市町村に指導しているところもあるんだなと感心しました。
地域包括ケアを支える構築マニュアル(栃木県)(管理者報告)

総合事業の導入と進め方についての模範自治体例が紹介されています(行政へ)

総合事業の手引き(管理者報告)

 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/yobou/dl/tebiki-1.pdfより

対象者や事業計画についてわかりやすくまとめられています

全国津々浦々、どこにでもある課題(=地域ケア会議の課題で、どこにでも上がっている課題)解決について、行政の施策・予算付け・実行が急がれます。(個別事例の課題については、後回しでもよいと思います)

まずは、既存資源に対する調査。対象者の把握。総合事業の手引きの22頁の総合事業実施に向けた準備・実施計画の作成が急がれるように思います。そのためには、本年度で来年度に向けた調査費をつけ、早々に執行し、来年度は、総合事業実施に向けた準備・実施計画案の提出を期待します。調査に3か月、準備に9か月。実施は平成28年度4月から・・・・国の提示例よりもかなり遅いペースですがどうでしょうか?

予防給付がどんどんなくなることの意味・総合事業に乗り遅れると財政収支がどのようになるのかの意味について、議会およびTOPへ提言することも重要と考えます。

❹この資料の中でのコーディネーター役が福祉相談員がたんとうできればいいですね。

平成26年度の総合事業の取り組みおよび、平成27年ー29年度のビジョン(具体的な数値目標及び予算付けの指針)について教えてください。(行政へ)

要支援者の訪問看護通所介護が総合事業へ(管理者報告) 総合事業の取組が遅れると平成29年末までに、従来の給付内容が何も変わらずに財政を圧迫する結果に繋がりかねないと懸念します。 平成26年度、27年度、28年度、29年度の総合事業の予算や、事業の具体的数値目標について教えていただけないでしょうか?国は、総合事業に各自治体に積極的に取り組んで財政支出を抑えながら、介護予防を推進することを促しています。 下票は、国の提示した 地域支援事業充実策(詳細は参考サイト;行政サイト; 予防給付の見直しと地域支援事業の充実についてー予算削減率(平成25年10月30日) 予防給付の見直しと地域支援事業の充実についてー総合事業の中身(平成25年11月14日) )に基づいて、各自治体がどのように取り組んでいるのかがわかる報告書になっています。ご多忙の中ご報告お願いします。事業開始年度なので、0が多くても構わないですが、国の意向に沿った事業が29年度までに推進されることを願っています 総合事業予算決算実績報告書(管理者報告)(PDF)

在宅医療情報検索システムが、桜井市だけですが使用可能になりました。(管理者報告)

在宅医療情報検索システムの使用方法

1.地域の右 ↓ をクリックし、
ドロップダウンリストより地域を選択

2.在宅医療条件の右 ↓ をクリックし、
ドロップダウンリストより在宅医療条件を選択
(複数ある場合は、主たるもの3つ入力)

3.search をクリック

在宅医療情報 (管理者連絡)

 

 

「2015年の高齢者介護」~高齢者の尊厳を支えるケアの確立に向けて~厚労省老健局総務課企画法令係より

2015年の高齢者介護
~高齢者の尊厳を支えるケアの確立に向けて~
目次

「2015年の高齢者介護」の構成
「2015年の高齢者介護」の概要
「2015年の高齢者介護」
「2015年の高齢者介護」の概念図
高齢者介護研究会について
ゲストスピーカー一覧

認知症や虚弱高齢者を見るポイントについて

認知症や虚弱高齢者を見るポイントについて

NHK news WEB に「帰省で見つける親の変化」が参考になります

帰省で見つける 親の変化

この年末年始にふるさとに帰省する人も多いのではないでしょうか。
直近・平成22年の国勢調査によりますと、結婚している40代の8割が親と離れて暮らしています。
実は帰省は、高齢の親のちょっとした異変に気付き、生活環境などの改善につなげるチャンスです。
帰省の際、親のどのような変化に注目すべきか、生活情報チームの清有美子記者が解説します。

注意すべきポイントは?

帰省した際に親のどのような変化に注目すべきか、高齢者の生活環境に詳しい高齢者生活福祉研究所の所長、加島守さんは「以前はできていたが今回はできなくなっているなど、前回の帰省と何が違うかや、日頃見ることのない親の日常生活に注目する必要がある」と話していました。

そのうえで、注目するポイントは以下の3点だと説明してくれました。
1)動作の変化、2)日常生活がおっくうになっている、3)物忘れがひどくなる〜認知症の疑い〜、この3つのポイントについて詳しく説明していきます。

1)動作の変化

立ち上がる際に、テーブルを手で押したり、テーブルや壁を支えにしながら歩くのは、体力が低下しているサインです。
頻繁に支えにしている所には“手あか”がついていることもあるため、壁やふすまなどを見てみましょう。
また、立ったとき、歩くときによろめくなど、“ふらつき”にも注意が必要です。
加島さんは「体力の低下だけでなく、脳梗塞が多少でもあると、よけいにふらつく可能性が高くなるので、頻繁にふらつく際は病院で受診する必要がある」と話していました。

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2)日常生活がおっくうに

続いて、2つ目のポイントです。
もともときれい好きだったのに、洗った洋服を置きっぱなしにしていたり洗った食器を食器棚などにしまっていなかったり、また、買ってきたものをそのまま床に置きっぱなしにしていたりする。
お風呂が好きだったのに、「汗をかいていない」「疲れている」など何かと理由をつけて入りたがらない。
こうした、日常生活でおっくうがる場面が増えたら注意が必要です。
加島さんによると、例えば高い所に収納するのがつらくなった、足が痛くてしゃがめないなど、体の衰えや痛みが原因の場合もありますが、もともときれい好きだった人がおっくうにすることが増えた場合、「老人性うつ」など精神面での疾患の疑いがあるということです。

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3)物忘れが目立つ〜認知症の疑い〜

そして、3つ目のポイントです。
しょうゆやみそなど使いかけのものがいくつもあり、同じ物を何度も購入した形跡がある、同じことを何度も聞いたり言ったりする、薬の飲み忘れが増えるなど、物忘れがひどくなっている。
昔から食べなじんでいる“おふくろの味”が明らかに変わっている。
こうした変化は認知症の疑いもあり、「物忘れは年のせい」と流さないようにすることが大切です。

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親の変化どう対応?

身体面で親の変化に気付いた場合は、▽室内の段差をなくす、▽手すりをつける、▽支えにしやすいように家具の配置を変えるなど、暮らしやすいよう住まいの環境を見直すことが大切です。
高齢者の転倒は骨折につながり、重篤になりやすいからです。
また、認知症の疑いがある場合は、専門医に早くかかる必要があります。
認知症とひと言で言ってもアルツハイマー型や脳血管性など種類があり、薬や治療法が異なるからです。
認知症介護研究・研修東京センターの本間昭センター長は「本人の治療のためだけでなく、自分の親が認知症であることを受け入れる時間も必要なため、専門医に相談するのは早ければ早いほうがいい」と話していました。

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気遣う心を大切に

親の老いに気付いても、それをどう伝えるか、相手に理解してもらうことも欠かせません。
“老い”は本人がいちばん感じていることなので、久しぶりに帰ってきて一方的に言われたら親もいい気分はしません。
まずは会話の中で最近の体調を尋ね、本人や家族と今後の生活について話し合ってみてはいかがでしょうか。
誰もがいつかは直面する親の“老い”。
今回の帰省は、「親が年をとったな・・・」と思うだけでなく、ぜひ変化に目を向けて、気遣うきっかけにしていただければと思います。

 

インフルエンザ最新情報について

1定点医療機関の1週間のインフルエンザの報告数が30を超えると、インフルエンザ警報が発令されますが、今週の報告は、保健所が休みに突入しますので、来年度の報告になります。

当医療機関でのインフルエンザの患者数は、

12月15日―21日;18名
12月22日ー26日;46名

先週にくらべ、今週は約3倍の患者数の増加を認め、すでに、
警報発令数30名を超えております。

奈良・郡山保健所管区に遅れましたが、当地区も、このサイトから、インフルエンザ警報を非公式に発令します。

PS.ワクチンを接種後 インフルエンザになった方が10名。
そのうち、接種後14日を経過して罹患した方が5名です。

ワクチンをしても、手洗い・うがい・マスクを励行するように
しましょう。

平成26年度地域医療連携化の事業予算配分は、在宅医療推進をふまえて、人材育成に重きをおいたものになりそうです。

平成26年度に、地域包括支援システムや在宅医療の推進にかかる事業として、奈良県に各団体から事業申請をするよう申請がありました。

国のほうから奈良県地域医療連携課に約10億7000万円の予算がおり、その配分は、以下のようになるようです。

❶3億7千万円;看護協会のこれまでの人財育成
❷残り7億円のうち約半分は、これからの看護協会による人材育成に、約1億5千万円をICTなどの整備事業に、そして残りを介護推進事業に・・・・

2025年度問題を解決するの在宅医療の主役は、訪問看護師さんです。看護師さんの中で、訪問看護を志す方が非常に少なく、この状況を踏まえての事業予算の配分になりそうです。今後、看護協会の人財育成に重きをおいた予算配分で、若くてフットワークの軽い、スキルアップした看護師さんが、奈良県内で増加することを願っています。

 

3歩しか歩けなくなった高齢者に対するリハビリについて

今日、施設にお母様がお世話になっている息子さんより 以下のような相談がありました

「母が1回1時間のリハビリを週2回受けているが、どんどん歩けなくなって、今は3歩歩くのがやっとの状態。入所時より、虚弱になって 退所を迫られている」とのことでした。

「週2時間のリハビリだけであとは筋力を使わなければ、筋肉は痩せ細り、寝たきりになるのは時間の問題です。息子さんもご退職されて、仕事をされてないようなので、施設に何度も赴いて、お母様に 座位からの  立ち上がりの練習を 毎食前後10回から15回行ってください。介護保険では、介護度によってサービスの上限が定められており、他のサービスとの兼ね合いもあり、リハビリを毎日入れれないのだと思います。」

もっといいアドバイスがあれば教えてください。

PS    私の在宅患者で99歳の方がいらっしゃいますが、上のようなリハビリ指導を行っています。ただ、一つ問題がありまして、親は子供のいうことをあまり聞いてくれず、リハビリを行ってくれないようです。この方は、今は、訪問診療時と訪問看護時にしかリハビリができてません。

現在、高齢者が無料で集えるサロンは、どれくらいあるのでしょうか?

まほろばセンター高齢者の集い2;26年11月28日まほろばセンター;高齢者の集い1(平成26年11月28日)

 

写真は、桜井市まほろばセンターで 行事がないときに

高齢者が、編み物やおしゃべりをされている様子です。

お年寄りが気軽に集まり、おしゃべりや介護予防のゲームなどを楽しむサロンは、現在、どれくらいの数が開設されているのでしょうか?

❶開設数

❷各箇所月どれくらいの頻度で開設

❸サロンで行われる内容

❹市民への広報

等について教えてください。

ご多忙の中よろしくお願いいたします

 

 

他自治体では、公民館の解放、ヨガ教室、太極拳、気功、 ストレッチ体操、等

サロンでいろんな高齢者の生きがいづくり、閉じこもり対策等が

開催されております。

なるべく予算のかからない介護予防事業に先駆けて取り組むのは必須事項と考えます。公民館や小中学校の空き教室を利用して

高齢者用のサロンを開設している自治体も増えているようです。

名張市・香芝市の在宅医療・介護連携支援センターの取り組み例紹介

香芝市在宅介護支援センターの紹介

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名張市在宅医療支援センターの紹介

名張市在宅医療支援センターの取り組み(管理者報告)PDF

A)名張市の在宅医療を進めていくなかでの課題
1.一般医療機関の積極的な在宅医療への参加
*積極的な在宅医療への医師の参加が難しい
*高齢者の増加により、外来患者が増加、かかりつけ医は多忙で
あり、在宅医療の重要性を自覚しにくい。医師も高齢化。
2.24時間対応の在宅医療への支援体制の整備
*病院の24時間バックアアップ体制の確保が難しい
*市内の医師同士の連携も困難
3.医療・看護・介護・福祉の連携
*職種間の隔たりがありお互いの業務内容の理解不足
*多職種が一同に集まり、合同カンファレンスを行うなど多職種連携システムが必要
4.市民に対する在宅医療の普及啓発
*在宅医療や訪問看護・介護サービスなどの役割や内容を知らない市民が多い

B)平成24年度 名張市在宅医療支援センターの取組み
1 在宅医療支援関係機関のネットワークづくり
・名張市在宅支援実務者会議の開催
・在宅医療連絡票(ケアサマリー)の検討、活用
・医材料供給システム構築
・医療・介護サービスの調整
2 在宅医療サービスの連携・調整
・病診連携の推進(24時間のバックアップ体制の
整備)
3 在宅医療に従事する関係者の連携
・積極的な地域での従事者研修会
・介護支援専門員研修会
・多職種合同カンファレンス
4 市民への普及・啓発
・講演会・フォーラム開催
・医療機関・介護事業所マップ作成
・地域の学習会,サロン等への参加
・ホームページの作成

~94歳現役女医に学ぶ!認知症を防ぐ生き方~(主治医の見つかる診療所;テレビ東京;12月1日20:00~)

94歳現役女医に学ぶ!認知症を防ぐ生き方

94歳にしていまだ現役の女医。そして81歳で現役、スポーツドクターの権威である名医。その2人から、認知症にならず、いつまでも自分の足で歩ける秘訣を学びます。料理、そうじ、毎朝の日課など彼らの生活に密着して見えてきた、その秘訣とは?そしてその裏にあった“ひとつの強い思い”とは?最後は感動の涙を誘います…。
94歳現役女医に学ぶ!料理&そうじ&ベランダ菜園…日常生活にヒケツが!その裏で“76年間つらぬく純愛”があった

長寿の鍵は“口”にあり~口腔ケア最前線~(クローズアップ現代;NHK;12月1日19:30~放送予定)

長寿の鍵は“口”にあり~口腔ケア最前線~

“毎日朝晩歯を磨く”、“口の中を清潔に保つ”こうした基本的な口のケアが、糖尿病、腎臓病、心筋梗塞、さらには認知症など全身の疾病に深く関係していることが、最新の研究で明らかになってきた。また、ガンなどの手術の前後に口腔ケアを行うと、副作用や合併症を減らし入院日数も短縮、医療費抑制の効果が大きいこともわかってきた。さらに、要介護の高齢者に口腔ケアを継続して行うと、“食べる機能”を回復でき、栄養状態が改善することで起き上がれるようになった、認知機能が上がったという報告も相次ぎ、口腔ケアは、健康長寿を伸ばす鍵として注目を集めている。しかし、病院と歯科医との連携が進まない、在宅の高齢者の訪問診療が広がらないなど、課題は多い。継続的に口腔ケアを実践し、健康寿命を延ばす体制をどうつくるか、始まった各地の取り組みに迫る。

パワーポイントの重たいファイルをスライドショーにしてリンクさせる方法(管理者連絡)

パワーポイントのファイルをスライドショーにしてリンクさせる方法

パワーポイントで2MB以上の重たいファイルは、以下の方法でスライドショーに変換し、 youtube にアップロード、そして リンクすることで、掲載することができます。

youtubeの設定で、公開を限定公開に変更することで
特定のURLを入力しない限り検索にひっかかりません

 

 

いつか、喜びの涙に変わるように(在宅ホスピス医・川越厚先生)<NHKプロフェッショナル仕事の流儀より>

いつか、喜びの涙に変わるように(在宅ホスピス医・川越厚)

11月21日夜中放送 上記クリックください

報道内容が簡単にまとめられているサイトです

川越厚先生のプロフィール

 川越 厚(かわごえ こう)

略歴
1947年 山口県山口市生まれ。
1966年 私立広島学院高校卒業。
1973年 東京大学医学部卒業。

茨城県立中央病院産婦人科医長、
東京大学講師、
白十字診療所在宅ホスピス部長を経て、
1994年より6年間、賛育会病院長を務め、退職。
2000年6月、自らのクリニックを開業すると同時に、
在宅ケア支援グループ・パリアンを設立。
2010年 第6回ヘルシー・ソサイエティ賞受賞


2010年4月よりラジオNIKKEIの番組
「がんからの出発~いのちみつめて」
2013年4月より
「日曜患者学校」 
メインパーソナリティーを勤めています。

インターネットからもラジオを聞くことができます。
こちらからアクセスしてください。



趣味はクラシック音楽鑑賞、旅行、将棋、釣、
スポーツ(野球・テニス・卓球)。

■在宅ホスピス協会 顧問
■聖マリアンナ医科大学 客員教授
■帝京大学医学部 非常勤講師
■東京医科歯科大学 非常勤講師
■緩和ケア診療所(PCC:Palliative Care Clinic)
連絡協議会 代表
■厚生労働省 がん研究助成金事業
事後評価委員会 委員
■厚生科学審議会科学技術部会委員
■国立がん研究センター がん対策情報センター
外部委員意見交換委員
■東京大学医学部 非常勤講師
■東京医科歯科大学医学部
保健衛生学科 臨床教授

コメント・感想よろしくお願いいたします

 

 

桜井地区医師会で彦根方面に日帰り旅行し親睦を深めました

26年桜井地区医師会親睦旅行彦根城image

 

彦根城の階段は62度の傾斜があり、天守閣の最上階まで登るのに息がきれました。朝倉先生や木村先生などの若手の先生方の出席もあり、車中でいろんなお話もでき有意義な時間を過ごすことができました。親睦を深めることは、円滑な連携の第一歩と考えます。

 

 

訪問診療をされてない主治医の先生が在宅医療を始めるきっかけ(在宅医療推進動画;3分)

「在宅医療か・・そんなの体がもたないよ」

「うちの母は、先生しか診てもらわないと言うんです。」
「先生しか頼れないんです」

・・・・・・・・・

スイッチ ON

日本医師会映像配信する約3分の動画です。

下記をクリックしてください。
訪問診療をされてない主治医の先生が在宅医療を始めるきっかけ

 

 

ボランティアを募集しましょう

桜井市社会福祉協議会では、ボランティアを募集するサイトを設けています。今後、施設、在宅いろんなところでボランティアが必要となってくると思います。近くの施設なら、近くでならボランティアをやってもいいと思う方もいらっしゃると思います

詳しくは社協まで

行政の方へのお願い ポスターを検討していただいてはどうでしょうか?

 

自治体による認知症サポーターの育成方法

認知症サポーターとは

「認知症サポーター養成講座」を受けた人が「認知症サポーター」です。
とくに認知症サポーターにはなにかをとくべつにやってもらうものではありません。認知症を正しく理解してもらい、認知症の人や家族を温かく見守る応援者になってもらいます。そのうえで、自分のできる範囲で活動できればいいのです。たとえば、友人や家族にその知識を伝える、認知症になった人や家族の気持ちを理解するよう努める、隣人あるいは商店・交通機関等、まちで働く人として、できる範囲で手助けをする、など活動内容は人それぞれです。
また、サポーターのなかから地域のリーダーとして、まちづくりの担い手が育つことも期待されます。なお、認知症サポーターには認知症を支援する「目印」として、ブレスレット(オレンジリング)をつけてもらいます。この「オレンジリング」が連繋の「印」になるようなまちを目指します。

自治体等の事務局の役割

それぞれの自治体では、地域において何人のサポーターが必要かを計画のうえ、メイトおよびサポーターを養成し、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりに取り組むことが必要です。
そのため、メイト養成研修を受講しても、まったく活動しないといったことのないように実施回数の目安を設定しています。しかし、メイト一人では継続したサポーター講座の実施は難しく、市町村等の事務局からのバックアップが必要です。
全国キャラバン・メイト連絡協議会では相互の連携についても支援をしていきます。

研修では、認知症の基礎知識や認知症サポーター養成講座を地域へ展開していく方法について1日(6時間)研修を行います。

認知症サポーター養成講座の開催要件
    自治体及び全国規模の職域団体等、介護サービス事業者団体は不可

  認知症サポーター養成講座基準
「認知症サポーター養成講座基準」のダウンロード
  基本カリキュラム
「基本カリキュラム」のダウンロード
  認知症サポーター等養成事業の
実施について

(老計発第0712001号厚生労働省老健局計画課長通知)
<平成21年6月2日一部改正>
「認知症サポーター等養成事業の実施について」のダウンロード

地域ケア会議を考案し拡めた和光市の保健福祉部長東内京一(とうない きょういち)氏の26年度の抱負

要介護者が、ここ約10年で、増えない和光市は、全国で注目を集めています。ここの地域包括ケアシステムをまねようと年間約300の団体が和光市を訪れるとのことです。奈良県からも最近視察にいかれた団体があると聞いています。地域ケア会議は、和光市の保健福祉部長東内京一(とうない きょういち)氏が考案した会議だそうです。あまりにも実績を伴ったシステムなので厚労省が取り上げ全国に拡がったと聞いております。

地域包括支援システムを推進するための地域ケア会議は、3つの流れ❶❷❸が常にうまく稼働する必要があります。
❶地域の課題抽出(主に包括・ケアマネの役割)
課題解決に資する施策検討(行政を中心とした各種関係団体の役割)
的確なサービス供給体制の構築を先送りしない(行政を中心とした各種関係団体の役割)

縦割りの弊害をなくす

地域包括ケア会議は、名前だけ開催され状況報告で終わるのはNO!(生駒市の保健婦田中氏より)

平成26年度の東内京一氏の抱負 (左クリック)をHPより下記に引用しておきます
「市民の皆様こんにちは、保健福祉部は平成26年度も皆さまのQOL(生活の質)の向上を常に念頭に置いた、保健福祉行政運営を推進します。その方向性は、妊娠期を含む子供から高齢者に渡る全ライフステージの保健福祉に関連する様々な課題に対し、自助・互助・共助・公助の支援の順序を基本に「わがまちの課題」に対応する「わがまちの社会保障制度のあり方及び運用」を市民の皆さまの視点にたち追求していきます。
 保健福祉部は、国が進める2025年に向けた大きな社会保障改革に対応するため、社会福祉課、長寿あんしん課、こども福祉課及び健康支援課の4課に加え平成26年度から福祉政策課を設置し、各課の所管する政策課題や計画策定及び個別相談支援等をシームレス(制度的な縦割りの解消)に業務運営が図れる組織体制とし、本市の保健福祉関連に対する的確な課題抽出(種類・量)及び取り組むべき優先度を明確化し、その課題解決に資する施策検討を行い、的確なサービス供給体制の構築を計画的かつ速やかに進める考えです。その方向性は、保健福祉全般に地域包括ケアを念頭に置き、公民産学連携の考えで推進をしてまいります。」

最後に、救急体制の整備・在宅医療の充実・地域包括支援システムの構築は三位一体で推進しなければ、住民の安心した老後はないといっても過言ではありません。
ところで、あなたは、地域の課題を10個・・いえ3個・・いえ1個言えますか?言えない場合は、ケアマネ・包括に教えていただきましょう。課題を上げないとなにも進みません。

あっちこっちで聞きかじったことばかりなので間違いがあれば、訂正お願いいたします。

 

 

地域包括支援病棟のイメージと かかりつけ医に24時間対応を求めるアンケート結果について

地域包括支援病棟のイメージと かかりつけ医に24時間対応を求めるアンケート結果(中医協)について下記サイトをご参照ください。(平成26年度診療報酬改定より)

ケアマネジャーさんから地域包括支援病棟についてご質問がありましたので上記のように紹介させていただきます

 

 

 

 

今後の社会保障制度はどうなるのか(医療から介護へ;施設から在宅へ)

古い記事ですが 参考になります 木下

今後の医療と介護はどうなっていくのか

上記サイトの内容(目次)

第2回

24年度介護保険法改正を介護報酬から読む

平成24年07月26日掲載
第4回

「介護支援専門員(ケアマネジャー)の資質向上と今後のあり方に関する検討会」資料から読む、ケアマネジメントの方向性について

平成24年11月08日掲載
第5回

制度改正と新たなサービスのしくみ~介護予防・日常生活支援総合事業~

平成24年12月07日掲載
第6回

平成25年度の介護保険制度の動向~全国厚生労働関係部局長会議から~

平成25年03月15日掲載

モデル地区、生駒市と和光市の取り組み一部紹介

生駒市の積極的な取り組み

埼玉県 和光市の在宅介護支援センタースタッフの相談員について

1)市民への啓蒙
2)課題抽出
3)課題解決のための素早い施策
4)状況報告だけの会議はNO
5)相談員といっても受身的でなく、課題解決のために積極的に
出ていく

生駒市については、全国で講演されている田中保健婦さんが行政を引っ張っている背景があります。和光市については、国がかなり力をいれているている背景があると聞いています。

先進的な地区のノウハウを全部を取り入れることは、できないにしろ 一つ一つできそうなところを積み上げていく必要があると思います。

 

 

サービス担当者会議の課題を地域包括支援センターへ(意見交流の広場に掲示板を立ち上げました)

サービス担当者会議での課題を投稿ください

注意)投稿先は、意見交流の広場の掲示板です

生駒市は、国から注目される介護予防のモデル地区(全国8か所の内の一つ)で、サービス担当者会議から挙げられた,個々の課題を地域ケア会議(4種類)に持ち込んで、地域の課題として検討し、解決策や支援策を行政と真剣に検討しています。 この掲示板は、ケアマネージャーの方々等が、個々の課題を投稿していただく掲示板になっております。投稿しやすいように、表示名は特定できない名前とさせていただきます。表示名を施設名や個人名で投稿しても構わないという場合は、表示名の変更(管理者連絡)をご参照ください。 解決できた課題については、マニュアル化して参照できるようにしていきたいと考えています。

桜井地区医師会がかかえる課題(在宅医療が進まないことについて)

桜井地区医師会がかかえる課題(在宅医療が進まないことについて)

1.個々に在宅医療は行っているが、連携不足で24時間体制の構築がすすんでおりません。地区全体としてみた場合、2025年問題を解消するだけの在宅医の数もも十分ではありません。

2.在宅スキルアップ研修体制が準備されておりません。

行政も含め多種目が抱える課題があれば コメントください。

 

24年厚労省が提示した地域ケア会議について

24年厚労省がセミナーで提示した地域ケア会議について
桜井市は、サービス担当者会議からの個別の課題が
地域包括ケア会議に上がり、地域の課題として集約され
生駒市のように、解決成功例を地域全体で共有することは
すでにできているのでしょうか

地域ケア会議、介護予防モデル事業(厚労省)

 

 

 

桜井市の介護予防の進捗情報について教えてください

高齢者の方々が、介護サービスを受けずにできるだけお元気で過ごしていただくために、「介護予防事業」があります。 「介護予防事業」は、お住まいの市町村が実施するもので、大きく2つの対象に分けて行われています。
ポプレーションアプローチとハイリスクアプローチの2つがあるとのことです
ーが、これらは、どの程度進んでいるのでしょうか

桜井市の福祉相談員について教えてください

介護予防事業で、下記表のように埼玉県和光市は、要介護・要支援認定率が極めて低いことで全国的に注目を集めております。埼玉県和光市の要介護,要支援認定率の推移

和光市にも相談員がいらっしゃっていろんな取り組みをされたことが紹介されています。
桜井市の福祉相談員も 和光市のような業務をおこなうことにより、介護予防推進を目指されるのでしょうか?

 

 

 

桜井市の救急医療 在宅医療についてご意見あればよろしくお願いします。(桜井市医師会)

11月13日桜井市の救急医療 在宅医療について関係機関が集まって行政と話し合う機会があります。ご意見あればよろしくお願します

このサイトのコメント欄に書き込んでもらっていいですし、

直接 桜井市のHPのご意見ご要望に書き込んでいただいても結構です

     桜井市へのご意見ご要望

地域の機関病院と地域のボランティアを結ぶような仕組みの構築について(医師会 朝倉先生)

朝倉先生からいい提案をいただきました紹介させていただきます
何かご意見等ありましたら、コメントください

「カンファレンスで入院患者さんのせん妄が話題になりました.虚弱高齢者においては、せん妄を起こすほどに予備力が少ないということもあるのですが、機能障害を残したり、予後は決してよくありません.その非薬物療法として高齢入院患者への「ボランティアによる談話」が発症予防、軽傷化に有効とのことでした!
こういう視点で地域の機関病院(例えば済生会中和病院)と地域のボランティアを結ぶような仕組みができれば、病院にとっても大きなメリットになるような気がします.またそういった視点を持つ市民が増えるということは、地域にとっても有用だと思います.

リソースの限られる地域においては、医療機関や介護事業所だけでなく、市民も巻き込んだ包括的なつながりを広げていく必要があると思います.このSNSに参加させていただいたこともあり、カンファレンスに参加しながら、そのようなことを考えておりました.
先進的な取り組みはいろいろあると思いますが、桜井のこの地でできることに取り組んでいきたいですね!」(A)

「大変貴重なご意見有難うございます。
最近、慢性呼吸不全急性増悪の方で、入院時に夜間せん妄がひどくなり、家族の付き添いも十分できなくて、退院された患者様がいらっしゃいました。自宅に帰ってせん妄改善、呼吸不全についてはHOTとステロイドと室内保温加湿で改善。
おそらく、病院側も、せん妄の対応には苦慮する症例もお持ちなんだと思います。病院から付き添いを依頼されても、お仕事とかの関係でご家族様が十分付き添えないかたもいらっしゃいます。
先生のご提案、「地域の機関病院と地域のボランティアを結ぶような仕組み」桜井市の分科会や、中和病院との病診連携会議で紹介させていただいてよろしいでしょうか?コメントで埋もれてしまうのはもったいない意見なので新規投稿としてタイトルを挙げて、多職種の方にもご意見を募りやすいようにさせていただきます。」(K)

 

桜井保健所管内地域在宅医療・包括ケア連携に関する現状調査 報告書

桜井保健所管市町村全体の調査結果です。各医師会ごとに在宅医を増やす課題を考えたいと思います。そのためには、桜井市 磯城3町 宇陀市などなど、もう少し狭い範囲での結果を公表していただければ、いいのですが。どうでしょうか?

桜井保健所管内地域在宅医療・包括ケア連携に関する現状調査 報告書

 

 

 

現在24時間巡回在宅介護利用者は多いのでしょうか?

「在宅一人死は、可能か」という問いに、「yes」

ただし、以下の3点セットがあれば、という条件つきで。

必要な3点セットとは
①24時間の巡回訪問介護
②24時間対応の訪問医療
③24時間対応の訪問看護

日本在宅ホスピス協会全国大会in岐阜の市民公開シンポジウムでの上野千鶴子様の発表内容に対する記事(フリーライター山下りつこ様のブログより)

10月27日 桜井市も インフルエンザ発生しました。

10月27日 桜井市も インフルエンザ発生しました。
来週月曜日に 定点報告します。公的な機関からの報告は約2週間後となります。
9月末より、葛城市・奈良市で出始めて、先週天理市で認めたと聞いていたのですが、本日インフルエンザA型の方がいらっしゃいました。

なにかの高齢者対象の集まりの折に、予防の方法と予防接種をお勧めください。
昨年より出始めが1か月早いです。ひょっとしたら年内流行になるかも

平成 24 年度 在宅医療連携拠点事業 総括報告書

平成24年度在宅医療連携拠点事業 総括報告書 厚生労働省医政局指導課

遅れているところの課題が、上記にすでにまとめられております。桜井市は、これらA・B・Cのうちどれが当てはまりますか

A 地域包括支援センターにおける主な在宅医療の課題  (37頁)
1)在宅療養支援に関して困っていること
・往診医の決め方、探し方が良く分からない。
・24 時間対応の看取りをする往診医は少なく、特定の医師に依頼している。
・病院医師との連絡が取りにくく、病院の相談できる窓口がはっきりしていない。
・医療処置があると、ショートステイの受け入れが困難。
・単身者・認知症患者の訪問診療が入りにくい。
2)医療機関に対して
・病院の医師と診療所の医師がもっと連携して欲しい。
・病院スタッフは、在宅医療の事をもっとしっかり知って欲しい。
・医療機関同士の連携の場に、地域包括支援センターも加えて欲しい。
・退院支援をもっと早く始めて欲しい
・同じ病院なのに地域包括支援センターに連絡してくる人がバラバラなど、病院の退院支
援の流れが不明確である。
・ケアマネジャーが、医療依存度の高い患者の事を相談できる窓口が必要である。
ケアマネジャーに対して
・訪問看護師と連携を取って欲しい。退院直後は病状が不安定で医療の必要性が高く、訪
問看護のニーズが高いことを認識してほしい。

B 地域の在宅医療・介護の課題(28頁)

・連携不足
・情報共有体制
・ 住民への普及啓発
・ 災害時の体制整備
・ 相談窓口の(周知)不足
・ 病院医療者の在宅医療に対する理解不足
・24 時間体制の整備

➡対処方針表19参照

C薬局及び歯科との連携が不十分であるという課題(46頁)
この対応策として、会議や研修を通じて薬局及び歯科との連携強化を図るという内容であった。
その中で、薬局及び歯科との連携をシステムとして構築した地域があり、独創的、先進的な取り組みとして事例を掲載した。(表 34)

済生会中和病院健康フェア報告(桜井市医師会)

桜井市防災無線訓練報告2014.9.12施行2014年10月26日(日曜日)
済生会中和病院健康フェアにて木村理事が
以下3つのことについて市民にパネル展示
させていただきました

桜井市防災無線訓練報告2014.9.12施行(桜井市危機管理課・桜井市教育委員会・済生会中和病院合同訓練)
自分を担当する地域包括支援センターを覚えてください2014.10.26(桜井市福祉保健部協力)
高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種の報告2014.10.26(MSD資料提供)

リンク関連文字をクリックしてもファイルが開かない時の対応(管理者連絡)

リンク関連文字をクリックしてもファイルが開かない時の対応

管理者からの使用方法が適宜、投稿されます。
リンク関連文字をクリックしても見れない時の対応を説明いたします。
リンク関連文字をクリックしても内容が参照できないときは、パソコン画面の左下に以下のような矢印がでます。

1)まず、こちらをクリックし、

2)次に、開くをクリックしてください。

管理者からの説明が見れないとき

投稿方法3)写真などのメディアを画質を落とす方法(管理者連絡)

投稿方法3)写真などのメディアを画質を落とす方法

個人情報に抵触しそうな画像は、画像サイズを個人が特定できないレベルに画質を落としてください。しばらくの間は、大丈夫ですが、将来的には、サーバーの容量節約にご協力お願いいたします。古い情報や、あまりにも高画質で、個人情報に抵触すると判断した場合は、サイト管理者が、画質を落とすもしくは画像を削除することにご了解ください。

(1)高画質の写真を画像のサイズを縮小する方法 (アクセサリー;ペイント使用例) http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows7/resize-a-picture-using-paint 対象製品/分野: Windows 7 次のものを変更して、デジタル画像のサイズまたは解像度を変更できます。

  • ピクセル数。画像の解像度、または鮮明度は、そのピクセル数で決まります。ピクセル数が多いと画像の解像度が上がり、それによっ
    て、画質を低下させずにより大きく印刷できます。ただし、画像のピクセル数が増えると、ファイル サイズが大きくなることに注意してください。
  • ファイル サイズ。画像がコンピューターに占める領域の広さと、電子メール添付での送信にかかる時間の長さは、画像のファイル サイズによって決まります。多くの場合、ピクセル数の多さはファイル サイズの大きさにつながりますが、画像のファイルの種類 (たとえば JPEG や TIFF など) はサイズにより大きく影響します。たとえば、TIFF を使用して保存された画像は、JPEG を使用して保存された同じ画像よりもずっとサイズが大きくなります。これは、JPEG 画像が圧縮可能だからであり、これにより、わずかに画質を下げることで、ファイルを小さくできます。

画像がまだ JPEG ではない場合、通常は、ファイルを JPEG で保存してから元の TIFF ファイルをコンピューターから削除することで、かなりの量の領域を節約できます。ペイントを使って別の画像ファイル形式で画像を保存する方法の詳細については、「ペイントを使用して画像のファイルの種類 (ファイル形式) を変更する」を参照してください。 このビデオは、ペイントで画像のサイズを変更する方法について説明しています (1:26) ペイントを使用して画像のサイズを変更するには

  1. [ペイント] を開くには、[スタート] ボタン 、[すべてのプログラム]、[アクセサリ]、[ペイント] の順にクリックします。
  2. [ペイント] ボタン  をクリックして [開く] をクリックし、サイズを変更する画像をクリックして [開く] をクリックします。
  3. [ホーム] タブで、[イメージ] グループ内の [サイズ変更] をクリックします。
  4. [サイズ変更と傾斜] ダイアログ ボックスの [縦横比を維持する] チェック ボックスをオンにし、サイズ変更された画像が元の画像と同じ縦横比を維持できるようにします。

[縦横比を維持する] チェック ボックスがオンの場合は、水平方向の値 (幅) または垂直方向の値 (高さ) の入力のみ必要です。[サイズ変更] 領域の他のボックスは自動的に更新されます。

  1. [サイズ変更] 領域で次のいずれかの操作を行い、[OK] をクリックします。

a)特定の割合で画像のサイズを変更するには、[パーセント] をクリックしてから、[水平方向] ボックスに幅を縮小する割合か、[垂直方向] ボックスに高さを縮小する割合を入力します。 b)画像を特定のサイズに変更するには、[ピクセル] をクリックしてから、[水平方向] ボックスに新しい幅、または [垂直方向] ボックスに新しい高さを入力します。

後で出てくる画像は、a)の方法で 高画質の桜の写真の画像Aを

パーセント 縦10 横10 入力して100分の1に画質を落とした画像B         縦1 横1  を入力して10000分の1に画質を落とした画像Cです。

  1. [ペイント] ボタン  をクリックし、[名前を付けて保存] をポイントし、サイズ変更した画像を保存するファイル形式をクリックします。
  2. [ファイル名] ボックスに新しいファイル名を入力し、[保存] をクリック
  3.            高画質 画像無料桜100分の1低画質;投稿方法
  4.           100分の1低画質B無料桜100分の1低画質;投稿方法
  5.         10000分の1低画質C無料桜10000分の1低画質;投稿方法

所属がわからないようなユーザー名で投稿することもも可能です。(管理者連絡)

皆が意見出しやすいように、ユーザー名を2つもつことも可能です。活動状況報告のときは、所属がわかるようなユーザー名(例えばhoukatsu-kibou )ではいっていただいて、名前は出したくないような意見・提案については、ニックネームのようなユーザー名で投稿していただくシステムにすることも可能です。
但し、メールアドレスを2つとっていただく(無料でいくつでもとれます)必要がありますが・・・・・・
地域の意見投稿がしやすいシステムにもできます。参加者様の希望に沿うような形にできます。

提案:高齢者に地域包括支援センターを紹介できる1枚レジメ作成について

医療機関において、 高齢者に配布できる ,
一枚レジメのアルゴリズムのような  「地域包括支援センターに相談する時  」と題したものを  配れたらいいのですが

❶自立している人   あなたを担当する地域包括支援センターは   ・・・・で連絡先は  ・・・・

❷要支援の人      ・・・・・についてお困りのことがあれば

・・・・にご連絡下さい

❸要介護1   ……………教室  ………………塾に入って健康寿命を伸ばしましょう  連絡先は…

❹高齢者虐待ホットライン       電話………………

医師会   KK

桜井市地域包括支援センター のぞみ

平成26年10月9日、第2回桜井地区地域ケア会議を開催
(のぞみ主催)
甲子園大学の長田 貴先生を講師として招き、地域包括支援システムを推進する主人公は「地域の住民の方々」であり、地域の中の自助・共助・公助が重要であると教えていただきました。
多種目の方に参加していただき有難うございました。
近く、講演内容を介護動画にアップしますので見ていただければ
幸いに存じます。

桜井市地域包括支援センター のぞみ 

桜井市地域包括支援センターひかり

地域で暮らす高齢者の皆さんが自立的に健やかな生活を送るための支援を行っています。
主任ケアマネジャー・社会福祉士・保健師という専門家を配置しており、それぞれの専門性を活かしながら、互いに連携を取りつつ「チーム」として総合的に高齢者を支えています。
大三輪中学校区を担当しております。

桜井市地域包括支援センターひかり

地域包括支援センターきずな

介護予防支援について

介護の予防を目的として地域包括支援センターの職員等が、要支援者の意思を尊重し、身体状況や生活環境に応じて、介護予防サービス計画(介護予防ケアプラン)の作成、介護予防サービス事業者を紹介したり、サービス提供に関し連絡や調整を行っています。  桜井東中学校区の方を担当しています   きずな

桜井市西之宮寿会(老人クラブ)より 包括きぼうさんへお礼

2013/11/01
場所;桜井市 西之宮春風公民館 栄養指導
■主催 桜井市西之宮寿会(老人クラブ)
桜井市地域包括支援センターきぼう協力

今回は、「高血圧と食生活の関係」に関するお話が中心。講話だけでなく、実際に食生活における塩分量をチェックしていただくシートの作成もしていただき、ひとりひとりに、ご自身の食生活の状況を振り返っていただきました。
塩分の多い食事をすると、血液中に「ナトリウム」が増え、多くなった「ナトリウム」を薄くしようと、体内の血流が増えて血圧が上昇してしまうとのこと。
また、現在、日本人の成人に勧められている1日の食塩摂取の目標値は、男性 9.0g未満、女性 7.5g未満。高血圧の方ではもっと厳しくて 6g未満といわれているが、日本人の塩分摂取量は、平均で1日11~12gとのことです。
クイズ形式も取り入れたこのような講話内容を踏まえ、各自で「昨日食べた食事内容」を書き出していただき、それぞれの食材の塩分量を調べながら、塩分チェックシートを完成していただきました。
実際に調味料として塩を使うときだけでなく、食品の中には意外と塩分が含まれているものもあるということに、皆さん興味津々のご様子でした。日々の食事の中で、色々と工夫をしながら、塩分の摂りすぎに注意していただく機会となったのではないでしょうか。

現在、お元気でも、塩分の取りすぎは、脳卒中や心臓病の現金になります。健康寿命を延ばすためにも、塩分の取りすぎに注意しましょう。

好評だったので、再度予定したく考えています。その時はよろしくお願いいたします。

サービス担当者会議について

医療のことについて、会議の時間帯があわないことが原因で医師・歯科医師の先生方の出席が少ない状況にあります。医師の先生に専門的なことをご意見をいただく場合には、円滑にご意見を戴けるシステムを第二回医療と介護を繋ぐ会で立ち上げていただきました。皆さんは、このシステムの利用についてどのようなご意見をお持ちですか?

地域包括支援センター きぼう

健康寿命について思うこと

健康寿命と天寿の差が全国平均男性9年、女性13年と厚生白書(平成22年)で発表されております。不健康になってから何かするのではなく、健康な間に地域包括支援センターとかかわりをもったり、ボランティア活動をおこなったりして、健康寿命を延ばすように心掛けましょう。

地域包括支援センターを知らない高齢者が多いです

自分を担当する地域包括支援センターの連絡策を知らない方が多いように思います
済生会中和病院 健康フェアで 市民へパネル表示します

桜井市医師会 吉江 貫

地域包括ケアシステム覚えてください 平成26年10月26日 済生会中和病院 健康フェアパネル掲示

平成26年10月9日、第2回桜井地区地域ケア会議(のぞみ主催)

紙矢民生委員です

平成26年10月9日、第2回桜井地区地域ケア会議(のぞみ主催)に出ました。
甲子園大学長田先生の講義は高齢化社会における民生委員の役割の重要性を再認識させていただく有意義な講義でした。また、地域包括にかかわる多種目の方たちとface to faceの連携をもてる場でもありました。