在宅医療勉強会 第15回 (桜井地区医師会)

在宅医療勉強会 第15回 (桜井地区医師会)を平成29年1月14日(土曜日)15時から17時 桜井市保健福祉センター陽だまり会議室にて開催しました。 8人の参加(内看護師3名)がありました。

在宅医療テキスト 第3章在宅における治療技術 4経管栄養 5輸液管理 6膀胱・腎カテーテル管理 7持続皮下注入法 8補完代替え医療(CAM)について読み合わせをしました

勉強会メモ
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4経管栄養
・PEG交換 バンパー型6ヶ月 バルーン型2か月
・バルーン型では週1回バルーン内の水確認(自然にぬける)
・経鼻では、こしのしっかりしたシリコン製・ポリウレタン製が直進性にすぐれる。柔らかいとドクロをまいたり、挿入に数回かかって挿入後肺炎の原因になることもある
・ラコールNF配合用液半固形剤をシリンジや加圧パックを使用すると注入時間の短縮化に有用

5輸液管理
・栄養状態はアルブミンで
・感染予防目的にインラインフィルターは効果がないという意見もある
・ラインが確保困難な症例に対して皮下輸液がある
注入速度は時間60ml以下が安全
・刺入時に皮下膨隆をつくると注入速度が一定する

6膀胱・腎カテーテル管理
・膀胱洗浄が細菌感染を減少させるというエビデンスはない
・長期留置により膀胱結石ができた時には内視鏡治療へ

7持続皮下注入法
・ディスポ・シリンジ・輸液ポンプタイプがある
・PCA機能のついているものもあるがディスポタイプのPCA機能付きはお勧めできない
・セレネースは嘔気によく効く
・がん患者の腸閉塞にサンドスタチンが著効する例あり
・ルート交換は1週間で

8補完代替え医療(CAM)
・半夏厚朴湯や六君子湯は誤嚥性肺炎に有効

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